テーマ:オペラ座の怪人2005(445)
カテゴリ:オペラ座の怪人
念願のDVDを迎えたものの、土日は田舎ぐらしで近代兵器のない世界。
昨日は帰宅するなり、特典ディスク1を一から十までしらみつぶしに鑑賞しました。 知れば知るほど、映画「オペラ座の怪人」の芸術性の高さに、やはり虜になって当然と納得するお話ばかりでした。 原作の魅力もさることながら、アンドリュー・ロイド・ウェバー氏の思い入れ、ジョエル・シュマッカー監督の卓越した職人技と人間的な魅力。 そのしっかりした土台に最高のセンスと技術を集めて肉付けされ、完成された映画が観客の心を捉えないはずがない。 この映画は本当に100年経っても色あせないと確信します。 ジェリーはインタビューでとても正直に話しています。 「歌唱力ではパトリックやエミーに敵わない」「彼らと歌うのはとてもプレッシャーがあった」と。 だから彼はほぼ1年半に渡り歌いつづけていたのですが、キャストの中ではパトリックが一番最初に決まったとか。 ALWや音楽スタッフに「彼は素晴らしいテノールだ」「一流のブロードウェイ・アクター」 そんな風に称されながらジョエル監督が配したのは、ファントムではなくラウル。 彼のキャラクターは確かにラウルにはこれ以上はないくらいです。 けれど、パトリックをラウルに据えた場合、ファントムの配役によっては映画はとんでもない失敗に終わる危険があります。 なのにその時点ですでに監督の頭にあったファントムはジェリーです。 パトリックと比較すると「歌えない」ジェリーだったのです。 これはジョエル監督が、いかにジェラルド・バトラーという世界的には無名に近い俳優の素質と魅力を見抜いていたかということであり、片やパトリック・ラウルであっても、観客をファントムの虜にする自信があったということなのですね。 ジョエル監督を改めて凄いと感じずにはおられませんし、その期待に見事に応えたジェリーに感動します。 本当にほんとうに、素晴らしい映画をありがとうと言いたいですね。 ----- ★「世界ふしぎ発見」 でオペラ座の怪人特集 2005/09/03(土)21:00~ TBS「世界ふしぎ発見」 ファントムの魅力がまた広がりそうで、嬉しい特集です! (ayakawa777さん、情報ありがとうございます。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[オペラ座の怪人] カテゴリの最新記事
|
|