FBI:特別捜査班 2 #35 Payback
展開は読めるエピソードでしたが、緊迫感が最後まで続いて迫力がありましたね。監督はChicago:Fireのモニカ・レイマンドさんでした。カスティーヨの「Get the hell out of my office!」に萌えました。もっと聞きたいものです。(笑)FBIで数々の分野で活躍した伝説の捜査官ダン・オズボーンの息子ジェイクが誘拐されたという通報があった。ジェイクは家を出てすぐに連れ去られたらしく、現場にはダグのリュックや血の付いた携帯が落ちていた。携帯は暗号化されており、解読には時間がかかるという。オズボーンはカスティーヨのかつての上司で、多くの犯罪者を逮捕してきた実績から、恨みを買う相手も多いと思われる。オズボーンはすでに心当たりをリストアップしておりFBIに手渡す。カスティーヨは幼いころからジェイクの事を知っており、一家への思い入れをジュヴァルに話す。ジェイクは誰に聞いても良い子だという評判だが、部屋を捜索すると5,000ドルほどの現金が見つかった。高校生がなぜこんな大金を持っているのか。札束からジェイク以外の指紋が検出される。同じ高校のベス・キンボールで、2人は向知性薬を友人たちに売っていたという。ジェイクの仕入先については知らないと言うが、ベスのボーイフレンドがそのことを知って、昨日ジェイクに腹を立てていたという。ボーイフレンドのウォーレンは切れやすい性格で、喧嘩で停学処分も受けており、ジェイクに対してメールも送っている。ウォーレンは今日学校を休んでいて、携帯の位置情報からウォーレンの身柄を確保する。ウォーレンは血の付いた衣服を処分しようとしていた。弁護士を要求されたため、ベルとジダンは殺人罪で追及することになると脅す。ウォーレンはジェイクを呼び出し、ベスには関わるなと殴って車から放り出したと認める。血の付いた服を焼却しようとしたのは、誘拐のニュースを聞いて怖くなったからだ、ウォーレンの自供は防犯カメラで確認されたが、放り出されたジェイクを助け起こして連れ去った人物が映っていた。オズボーンは見覚えがない人物だと言い、自分を捜査に加えて欲しいと訴える。人物の特定が難しいようにみえたが、クリステンは今朝、オズボーン家の周辺をうろつく不審な車にその人物が乗っているのを見つける。車のナンバーから、3週間前に出所したショーン・エリスとわかるが、麻薬所持でショーンを逮捕したのはオズボーンだった。FBIがオズボーンに確認しようと自宅を訪れると、オズボーンの妻が犯人からのものと見られる携帯電話が届けられ、それを見たオズボーンが銃を持って家を飛び出していったという。ジュヴァルはオズボーンにある種の懸念を持ち、クリステンにショーンについて深掘りしてほしいと命令する。オズボーンはFBIに追跡される手がかりを絶っていた。ショーンと同居する女性に話を聞くが、誘拐の話は知らないという。ただロイ・ホフマンと何度もメールをやり取りしていたことがわかる。ロイは幼い頃からショーンと同じ施設で育ち、ショーンが刑務所に入っている間、何度も面会に現れていた。オズボーンの家の前に携帯を置いたのもロイだと確認された。ロイは解体工場などを所有しており、現在位置もそこだと見られる。スコラはジェイクの安否について、オズボーンに恨みがあって復讐のため誘拐したと考えると、すでにジェイクを殺しているだろうという。しかし、ロイは解体工場の車の中で一人縛られていた。ロイはジェイクの誘拐については知らず、ただショーンに頼まれてオズボーンの家の前に携帯を置いたという。そして、オズボーンがやってきて息子はどこだと殴られた。オズボーンの携帯にはすぐに来いというメールがあり、その場所はショーンと馴染みのある倉庫だという。FBIが倉庫に突入すると、銃声が聞こえ、ショーンとオズボーンはお互いを撃って倒れていた。オズボーンによると、ショーンに金をよこせと言われ、自分は息子はどこだと言った。すると銃を出してきたのでこちらも撃ったという。ショーンは首を撃たれていて重症で、かろうじてベルに「ブリック」という言葉を残す。オズボーンが受け取った携帯はメールをなぜかデータが消去されていた。ショーンの死亡が確認され、車を捜索すると、4時間前にハンバーガーを購入していたことがわかる。店の外に止まっていたキャデラックに乗り込むところがカメラに映っており、運転手が別にいるようだ。ショーンのガールフレンドに確認すると、急に私は殺されると怯えだす。ショーンはギャングの一員だっが、出所後にかつての仲間が現れ、金を返せと迫られた。その車は「イージーエイツ」というギャングのメンバーのものだという。ジュヴァルはショーンの逮捕記録から、オズボーンが手入れの時に押収した金額が、ショーンの言う金額とは一致せず、盗まれたのではないかと疑う。カスティーヨはかつての上司がそんなことをするはずがないと感情的になる。ショーンは組織に脅されて、オズボーンが盗んだ金を取り戻そうとしたのだろう。しかし、カスティーヨは局の功労者を確かな証拠もなく疑うわけにはいかないという。ベルはイージーエイツのメンバーの中に、通称ブリックという男がいると指摘する。ブリックは家を2軒もっており、ジェイクはそこに監禁されているのではないか。FBIがブリックの家に突入し、薬を打たれたジェイクを救出する。事件は解決したが、カスティーヨは入院中のオズボーンを見舞うと、ショーンの金を盗んだ事を追及する。オズボーンは息子のために金が必要だったと認め、それでも誘拐事件を経験して報いは受けた、この件は見逃して欲しいという。カスティーヨはオズボーンを逮捕する。オズボーンはショーンがジェイクを連れて行く映像を見て気づいたのかな。そもそも手回しよくリストアップした中に、ショーンの名前はなかったのかな。追及されると具合が悪いから、あえてそれは外していたとか。ショーンは逮捕された時からオズボーンが盗んだとわかっていでしょう、ギャングメンバーに金を取り戻してくれと頼むこともできたのでは。伝説の捜査官はたった一度の過ちを犯したのか、あるいはそれ以前にもやっていたのかどうかも気になります。今回、カスティーヨがオズボーンを逮捕することによって、過去の案件にも疑いが出て刑務所に入っている受刑者を一旦釈放するということになるのではないのかな。そうなると厄介ですね。オズボーンと同じチームだった捜査官たちも疑われますよね。さらに良い子と評判のジェイクと夫を愛する奥さんも、180度がらりと人生が変わるでしょうね。年金も出なくなるでしょうし、ジェイクくんはそのままドラッグディーラーの道に進むかもしれない。そうなると、厳しい仕事ゆえ一瞬の気の迷いが生じた、あるいは捜査官の年収が低いのが問題だ、というテーマを掘り下げてほしかったなと思いました。今回のジダンとスコラのコンビの突入は「Seal Team」並の迫力がありましたね。モニカさんの腕前か。ベルのヤバい17歳のころ、話を盛っているんじゃないの?(笑)