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カテゴリ:FBI:特別捜査班
いろいろツッコミどころがありますが、緊迫感を持って最後まで見せたエピソード、ということにしておきます。
今シーズンまだ出番が少なかったカスティーヨとスコラが頑張った、ということですね。 交通違反の疑いで警官が止めた車が、世界的麻薬カルテルのリーダーを乗せており、中を見た警官は運転手に射殺された。 アントニオ・ヴァルガスは7年前にFBI捜査官カイル・ミラーを殺害しており、爆弾を多用し拷問してから殺すなど、冷酷残忍な犯罪者だった。 目撃者の情報などからヴァルガスを乗せた車を追跡したところ、倉庫街に向かったことがわかり、マギーらがSWATと共に突入する。 すぐに運転手とヴァルガスを見つけヴァルガスの身柄を確保し、運転手はFBIに銃を向けたため射殺された。 さらに倉庫を捜索すると、大量のコカインが見つかり、C4爆弾によるトラップが仕掛けられていた。 ジュバルは撤退して爆弾処理班の到着を待つようにいるが、通信ミスでSWATが中に入ろうとして爆発を引き起こす。 カスティーヨはヴァルガスをNY支局で取り調べを行うよう命じる。 NY支局長のレイノルズとカスティーヨがヴァルガスの取り調べを始めるが、ヴァルガスは権限のあるものを出せと相手にしない。 ところがFBI支局の職員のエリースが首輪爆弾を付けられてロビーに現れた。 エリースは誰かがFBIビルに出入りすれば爆発すると脅されており、スコラが駆けつけ落ち着かせたながら、爆弾物専門家に解除を依頼する。 エリースは駅の階段で何者かに銃付きつけられ、黒いSUVに連れ込まれて爆弾を付けられた。 犯人の顔は見なかったが、FBIビルに入りヴァルガスを釈放しなければ30分以内に爆発すると脅されたという。 調べたところ起爆スイッチは携帯電話の可能性があり、最悪の事態に備えてカスティーヨは関係者にロビーから避難するように言う。 さらに、ロビーの上が特捜班のフロアなので、自ら志願する最低限の人数を残し職員を避難させる。 やがて時限装置の付いた爆弾は解除コードを入力しなければ解除できないことがわかり、半径400メートル圏内に犯人がいると判断し、マギーたちに歩いて周辺を捜索し起爆スイッチを持ったヴァルガスの部下を確保するよう命じる。 スコラはたった一人で極限状態のエリースに寄り添う。 レイノルズはヴァルガスに解除コードを教えるよう迫るが、ヴァルガスは取り合わない。 エリースの隣に座らせると言っても、ヴァルガスは「お前にはそんな度胸はない」と動じない。 レイノルズは直接拘置所に送ればよかったと、カスティーヨの判断を批判する。 カスティーヨは必ずエリースを助けると約束したと訴え、責任を負うという。 スコラはエリースから犯人に関する情報を聞き出す努力を続け、2人組だとわかる。 タイマーの残り時間がわずかとなり、再度カスティーヨはヴァルガスに協力を求める。 しかしヴァルガスは釈放すれば必ず解除コードを教える、自分は約束を守るという。 SWATにも倉庫にはトラップが仕掛けてあると伝えたはずだ。 ミラー捜査官については、彼は汚職捜査官で、ヴァルガスに雇われ情報を流していたという。 しかし手を切ると言い出し、断ったヴァスガスを殺そうとしたので殺した。 ヴァルガスはその時の傷だと、カスティーヨに手のひらを見せた。 時限爆弾の残り時間は17分となった。 ティファニーが近くの駐車場で該当する車を見つけるが、無人だった。 カスティーヨはジュバルに、ヴァルガスの言葉を信じ釈放すると言い出す。 それがエリースを救う最終的な手段で、ミラーの件とSWAT隊員への警告の裏付けもできた。 しかしレイノルズはヴァルガスを釈放すれば、また多くの被害者が出るが、それに比べればエリースの命は一つだと拒む。 爆発時の衝撃を考えカスティーヨはスコラに、エリースを建物の窓側に近い方に移動させるよう指示する。 ビル周辺の捜索で支局の様子を監視していると見られる男が浮かぶ。 ティファニーがその男を確保するが、起爆装置はなく、携帯電話でもう一人と通話したようだった。 マギーらはその携帯に電話をかけ、起爆装置を持った女を見つけ確保する。 しかし、起爆装置はただのスイッチで時限爆弾を止める機能はなさそうだった。 逮捕した人物はいずれもカルテルに家族を人質に取られて恐れているのか、何も言わない。 カスティーヨはついにヴァルガスを釈放するのと引き換えに、爆弾の解除キーを手に入れる決断をする。 部下を全て遠ざけ、カスティーヨはエリースに寄り添いヴァルガスからの連絡を待つ。 まもなくヴァルガスから連絡が入るが、解除キーを入れてもすぐにはタイマーは止まらなかった。 あと6秒というところでタイマーが止まり、エリースの命は助かったが、ヴァルガスを逃がすという大きな代償を払うことになった。 カスティーヨは全て自分の責任だと認め、レイノルズは記者会見をカスティーヨに任せる。 首輪爆弾のタイマーが「24」みたいに、リアルタイムで刻々と進んだかどうかは測っていませんが、30分の間に様々判断と決断が求められ、下されるというエピソードでしたね。 私だったらこうするだろうと視聴者に思わせる場面も、あったでしょう。 テロリストには屈しないと日頃言っているのに、身内が人質なら取引するのかとか。 まず大物犯罪者を捕らえて浮足立ち、そいつが身内を過去に殺しているから、ぜひ締め上げて手柄を立てようと意気込んだカスティーヨと、偉そうにいうけれど何も責任を取らず部下の命を差し出そうとするレイノルズは、最初からヴァルガスと立ち向かう器じゃなかったということですね。 カルテルなどの組織犯罪専門の部署もいたでしょうし、最初から上の立場の人間を連れてくれば話は違ったかも。 NY支局が警官と過去のFBI捜査官殺害だけで追及するには準備が足らなかった。 そこに、敵はすかさずFBIの部下に首輪爆弾を付けさせて、ヴァルガスの釈放を要求してきた。 組織がしっかりしているというのか、動きが早い。 しかも爆弾処理班が何もできないほどのやっかいな爆弾で、ひたすらヴァルガスに協力を求めるのみ。 減刑を条件にするくらいでは、ヴァルガスも応じないですよね。 釈放されたら、本当に解除コードをいうかどうかもなんの保証もない。 でも、カスティーヨはヴァルガスを信じて賭けに出たわけですね。 ハズレだったら、自分もエリースと運命を共にす覚悟で。 結局ヴァルガスの仁義に助けられた形で非常に具合が悪い。 でもカスティーヨも記者会見では爆弾騒ぎがあったことには触れずに、証拠不十分で釈放しましたと発表するんだから、カスティーヨもなかなかの玉だ。 執念のカスティーヨは次は必ずヴァルガスを捕まえると誓い、今シーズンの大きなストーリーになるのでしょうね。 ところで気になったのは携帯電話で起爆するかもしれないというのに、そのそばで携帯をかけまくっているところ。 そもそも、爆弾をしかけた犯人はエリースに30分以内にヴァルガス釈放されたら、どうやって爆弾を解除するのか言わなかったのかな。 言っておいた方が交渉が早かったように思います。 またやFBI支局のビルなんだから、周辺から電波を遮断するファラデーケージみたいな装備や部屋があっても良さそうなのにと思いました。 などなど、いろいろ気になりましたが、スコラがここぞとばかり存在感を見せたのが良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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