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カテゴリ:FBI:特別捜査班
先週のティファニーに続いてOAも、マイノリティグループに対する不当な捜査、先入観について葛藤することに。 人の良い優しいOAだけに、FBIと政府の姿勢に素直に疑問を感じて、微妙な立場の情報提供者を守ろうとする。 涙目のOAに対して、何だか、FBIの女性捜査官たちが意地悪に見えて仕方なかった。 街中に停められた車が大音量で政治的、反資本主義的なメッセージを流していたため、通報があり爆弾処理班が対応する。 特に危険なものはなかったと思われた瞬間、近くに停車していた別の車が爆発し、近くにいた3人が死亡する。 被害者3人の人種はバラバラで、職業も年齢も異なり無差別殺人だったのかどうかわからない。 周辺の防犯カメラをチェックすると、怪しい動きをする人物が映っていた。 爆発した時間の直前に携帯をいじって、その場を立ち去っていた。 顔認証で大学の政治学教授と特定されるが、爆破事件とは無関係とわかる。 その男は爆発の直前に走り去った中東系の男を目撃したというので、捜査を進める。 ジュバルの元同僚、リナ・トレンホルム捜査官がテロ対策班に戻り、今回の爆破事件で合同捜査を行うことになった。 中東系の男が降りた黒のクライスラーはクィーンズで盗まれたことがわかっており、その時の映像を突き止めた。 エリースが男の身元を突き止めたため、身柄を確保する。 ロブ・サレムは見知らぬ男に車を盗んだら現金を1000ドルやると言われて引き受けたが、爆発事件のことは知らないという。 今のところテロ組織とは関係はないと見られるが、サレムが食事をしたシリア料理レストランのオーナー、ハッサン・アリはテロ対策班が数年前監視しているという。 サレムに盗みを依頼した人物は中東系かどうかはわからないが、アクセントは普通だった。 リナは自分が抱えている情報提供者を使い、潜入捜査をさせるという。 ヴェガ・アサドはハッサンを探る任務を拒否し、弁護士に任せるという。 なんと、ヴェガの弁護士はOAの恋人モナ・ナザリだった。 ヴェガは2年前に武器強盗で逮捕されており、故郷に強制送還されようとしていた。 非正規滞在の状態であるヴェガをリナは潜入捜査によって、アメリカに留まれるというわけで、モナは永住権を与えるのでなければ、協力しないと主張しOAにNOを突きつける。 ヴェガの要求を飲む形で、カメラをつけたヴェガがハッサンの店を訪れることになった。 しかし、今のところハッサンとテロリストとの関係ははっきりしておらず、ウェイターのジョセフとは知り合いだがテロリストではないという。 FBI側は情報を得るために、爆弾事件の話をして店の奥に入り書類や証拠となるものを撮影しろと指示するが、ヴェガはただイスラム教徒だということで仲間をスパイさせるのかと、OAを批判する。 強い言葉で批判されたOAはショックをうける。 マギーはOAを気遣う。 ヴェガは店に入り、ジョセフやハッサンと親しく話をして、ハッサンが当局から監視されていることを知り、怖くなって高度な防犯システムを導入したという情報を引き出す。 しかし、共に知り合いや親戚関係があるコミュニティの一員だという話題に、ヴェガはそれ以上の潜入は辞め、FBIの憶測で善良な市民を探ることはできないと捜査を中止してしまう。 OAは同胞を裏切り魂を売ったのかとまで言われて、それでもOAはヴェガを理解し、カスティーヨにはかばって正しく報告しない。 マギーは自分が主導になれば、OAの受ける圧力は軽くなるのではないかというが、OAは大丈夫だと譲らない。 しかし、モナはヴェガはもう永住権を諦めて法廷での決着を求めると言い、FBIの姿勢と依頼人を守るモナの立場にOAは板挟みになってしまう。 しかし、再び爆破事件が起こり2人が負傷した。 今回は銀行に置かれたパイプ爆弾だったが、前回の爆弾よりは原始的に見える。 銀行の監視カメラではフード姿の人物の顔がわからず、その時間帯にハッサンが外出していることから、結び付けられないジュバルは焦る。 OAはついにヴェガがもう使えないことを報告し、ハッサンの店にある防犯システムならサレムに車を盗ませた人物が映っているかもしれないという。 しかし令状を取って提出させることもできず、FBIは映像を盗むことを決断する。 マギーはOAが公私混同していると激しく追及する。 FBIチームが閉店後のハッサンの店に侵入し、データを盗み出すと、白人の男が映っていた。 フィリップ・スタフォードは3週間前に破産して、その債権者が最初の爆発で死亡した一人だった。 2回めの爆発が起こったのは債権者の銀行ということで、犯行の目的が明らかになってきた。 スタフォードの自宅に突入すると、妻とはすでに別居していて、精神状態はかなり不安定で憎しみにとらわれていることがわかる。 妻には金が欲しいと要請があったため、FBIは金を取りに来るよう妻に連絡させる。 しかし、現れたのは別人で、FBIの計画には気づいていたようだ。 別人が持ってきた妻への手紙には、商売を広げるようにアドバイスした義姉の事が書かれてあり、次のターゲットはアシュリー・ドーシーだとわかる。 スタフォードのメトロカードの使用で、居場所を掴んだFBIが現地に向かうと、銃を所持したスタフォードがいた。 自分の身の不幸を呪うスラフォードが銃を向けようとしたため、OAが射殺する。 ティファニーは公私をわけて仕事をするのは難しいとOAに話す。 自分を裏切ることはできない、白人の不満などクソ喰らえだと理解を示す。 カスティーヨは今回のOAの判断について、ヴェガを守ろうとしたことを質す。 OAは特定の宗教や人種によって監視を強要するのは間違いだと見解を話す。 リナはテロリストが閉じた共同体に紛れ、仲間に守られていることから、同じ情報提供者を使うのだと捜査の正当性を主張し、カスティーヨはやるべきことをしろと指示する。 OAとマギーはヴェガを逮捕し、モナは依頼人のために戦うとOAに背を向ける。 今回も、ヴェガに痛いところを突かれて「僕もそう思う」という気持ちから弱みを見せたため、OAは連邦捜査官として未熟と判断されてしまいますね。 正しい捜査官であれば、自分がどう思っていても、仕事として忠実に任務を遂行することになるのですが、その捜査方法が正しかったのかどうかですよね。 最初からハッサンに店の防犯カメラの提供を求めたらだめだったのか、あるいはテロ対策班が監視しているのだから、周辺の動きも記録しているのじゃないのかとか、疑問に思います。 使われた爆薬などから地道に犯人を追い詰めていくプロの捜査官がいても良いのに。 大体、弱みがある素人に私立探偵か潜入捜査官のようなことをさせるのも違法じゃないか。 逮捕されたヴェガが裁判でそれを主張すれば、FBIもややこしいことになるのではないか、などと納得できないことが多いですね。 モナの反発は当然でしょう、弁護士ですから依頼人の利益のためにはどんなことだってする。 ちなみに、検察局を辞めて今は相談所を開いているということは、彼女なりの正義があるということなのでしょう。 ではOAの正義はどこに? そこでティファニーが「あなたの気持ちわかるわよ」などと言ったら、悪魔の囁きになるかも知れません。 ハッサンを足止めするために、黒人差別を持ち出すなんてあざといわ。 そこまでは心配しなくて良いでしょうが、気になるのはジュバルの元カノ、リナの偉そうな物言い。 一人の人生を自分の思うままにコントロールできるわよ、という態度が嫌ですわ。 わざとそう見せているのかな、ジュバルともニヤニヤ見つめ合ったりして、この先何か「穴」があるのかな?という予想します。
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