テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:穀物
参戦から半月経ったところだが、当初のアテは大きく外れて苦戦中。ちょっとストレスを感じていたので、じっくりと「傾向と対策」検討してみた。
まずはシステムどおりの売買が出来ているかの再検証。取引結果に一喜一憂したくなかったのと、場節データの取得がちょっと面倒なので、敢えてデータは毎日更新していなかった。今回まとめてシミュレーションと実売買結果を比較検証。 すると何と!一度「売り」と「買い」を間違えた形跡あり。幸い実害は少なかったが、全然気が付かなかった。やばいやばい。やはり一応毎回売買結果のチェックはしておいた方が良さそう。 参戦(グラフ赤線)直後に大きく沈んだのだが、システムどおりに売買していればドローダウンは既に7割方回復出来ていることがわかった。ところが実際はいきなり大きな枚数で参戦し、へこんだ所(グラフ青線)であわてて枚数を減らしたため(※11/10日記参照)に回復が遅れている。 つまり、これは「システムの問題」ではなく、改めて「マネジメントの問題」であることが裏付けられた。 冷静になって考えてみると、過去半年の成績が「絶好調」だったのだから、その後「平均への回帰」が起きるのは自然な現象。よって、こういう時こそ慎重に参戦すべきだったのに、「調子の良い今のうちにガンガン稼いだれ!」とイケイケムード一色だったのが敗因。思い返せば9月にガソリンで大きくやられた時と、全く同じ心理状態。我ながら学習してないな~(反省) 一応参戦時には予想されるドローダウンは把握して、それに見合った枚数で始めただが、負けが込んで来るとビビッてしまった。理論的な限界より心理的な限界の方が早かった。結果的にはそのまま続けていれば良かったのだが、ビビッて枚数を減らしたもので、回復も遅れてしまうダブルパンチ。 なかなか復旧できないことから、システム自体への疑問が膨らんでいたのだが、この疑いは晴れた。とすると、後は慎重にシステムに従ってゆけば良いだけだ。おかげで気分的にも吹っ切れたものがあるので、やはりこういう検証作業は必要のようだ。 【教訓】 ・負け続けてもそのまま続けられる程度の枚数で始めよ! ・調子に乗って「平均への回帰」を忘れるな! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
とてもためになるお話有難うございます。よいシステムの後に資金管理が大切だと言う事を再確認しました。
今回銀次郎さんがどのように枚数を減らしていったのか分かりませんが、私はそのやり方に賛成です。 なかやまさんもこれについて1つ書いています。 http://swingwaver.com/fight/20051001.php 保守的なのびた君が生き延びます。 (2005年11月21日 11時32分26秒)
E-minimanさん、はじめまして
ご紹介頂いたサイト見ました。大変面白いシミュレーションですが、チョット仮定が極端で非現実的かな?という気がしました。 今回私がやってしまったのが、正に「のびた君」方式なのですが、元々ハイリスクハイリターンを目指しているのに、あまりに保守的なのはどうかな?という気がします。のび太君は安全確実な定期預金でもやるべきかと(笑) ある程度の利益が見込めるシステムを前提とするなら、私は「スネ夫」或いは「保守的なジャイアン」でゆくべきと考えています。(※9/6「逆ピラミッド戦略」参照) つまり、当初枚数は(当分のドローダウンに持ちこたえられるだけ)保守的とし、負けが込んだら最低でも現状維持(スネ夫)、出来ることなら少しだけ枚数を増やす(ジャイアン)、というやり方 最も現実的と思われる損益パターン(ケース3の最初のグラフ)では、この戦略が有効であることが示されています。 (2005年11月21日 21時48分47秒) |
|