737587 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

白砂青松のブログ

白砂青松のブログ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

カテゴリ

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ika@ Re:現代の価値観で断罪云々という詭弁(08/17) 植民地を持とうとする国も植民地になりた…
こわい~@ Re:日本の子供を劣化させようとする産経と東京都(04/10) マッカーサーの証言とされるもの 「largel…
名無し@ Re:「シーレーン防衛」幻想に囚われた人々(02/09) 白砂って誰か知らないけど、コメントが反…
http://buycialisky.com/@ Re:真・豪州安全保障事情2-減員? 増員?(02/20) cialis womangeneric cialis review ukcia…
http://cialisvipsale.com/@ Re:真・豪州安全保障事情2-減員? 増員?(02/20) generic cialis 90 pillscialis mit rezep…

ニューストピックス

2010年08月08日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類


先日の大阪の事件依頼、親による子供への児童虐待や育児放棄が関心を集めておりおりますが、読売新聞がこんな記事を載せていました。

--
『未成熟な親、相次ぐ虐待…10~20歳代が半数』

 未成熟な若い親による虐待事件が止まらない。

 大阪市西区で幼い姉弟2人の遺体を遺棄したとして逮捕された下村早苗容疑者は23歳。今年相次いだ事件でも20歳代前半の親による犯行が目立つ。若い親に集中する虐待を止める手立てはあるのか。

 下村容疑者は19歳で結婚、20~21歳で2人を産んだ。ブログなどで母としての喜びをつづっていたが、離婚後は育児を放棄するようになり、大阪府警の調べに「遊ぶのが楽しく育児が面倒になった」と供述した。

 厚生労働省が08年4月~09年3月に把握した子供67人の虐待死を調査したところ、死亡時の実父と実母(計97人)の年齢層は「20~24歳」が21人と最も多く、「25~29歳」が20人、「19歳以下」が6人で、10~20歳代がほぼ半数を占めた。

 府警が2幼児遺棄事件以外に今年摘発した10件の虐待事件で逮捕した12人のうち11人が10~20歳代。全国で発覚した事件でも容疑者の多くが20歳代だった。

 「育児に疲れ、かわいいと思えなくなった」「泣きやまずイライラした」。容疑者の多くは、捜査当局の調べに、身勝手な動機を並べ立てる。

 こうした若い親について、NPO法人「児童虐待防止協会」の有馬克子理事は「少子化の影響で、子育てを見る機会が少ない。思春期以前から、出産や育児についての教育を充実させなければ、虐待は減らない」と指摘する。また、花園大の津崎哲郎教授(児童福祉論)は「誰にも頼れず孤立すると虐待の危険性が増す。行政は自ら情報収集して異変をつかむ体制づくりを進める必要がある」と話す。

(2010年8月4日03時04分 読売新聞)


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100804-OYT1T00065.htm
--

ま、言いたいことはわかります。

でも、この記事と同じく読売新聞が載せたその一週間前の記事を見比べると、『若い親=>未成熟な親』という図式はちょっと乱暴なんじゃないのと言いたくなります。

その記事とはこれ。

--
『虐待で死亡の子供、6割の39人が0歳児』

 厚生労働省は28日、2008年度に虐待で死亡した子供67人について調査したところ、約6割の39人が0歳児だったと発表した。

 過去の調査でも0歳児の割合は3~5割と高かったが、今回はさらに増加した。また、09年度に全国の児童相談所(児相)で対応した児童虐待の件数は、前年度より1546件多い4万4210件(速報値)に上り、過去最多を更新した。

 08年度の虐待による死亡例は前年度より6人増えた。67人の年齢別は、0歳の39人のほか、1~5歳が21人、6~10歳と11歳以上が各3人、年齢不明が1人。0歳児39人のうち、生後1か月以内が26人を占めた。

 分析した有識者による検証委員会によると、0歳児への虐待の理由は「(出産を)家族、職場、学校に知られたくなかった」「育児能力がなかった」「育児ストレスが募った」など。虐待には身体的虐待のほか、ネグレクト(育児放棄)などがある。検証委では「従来の虐待対応だけでは不十分」とし、〈1〉望まない妊娠を予防するための性教育の充実〈2〉妊娠した女性が相談しやすい体制作り??などの必要性を指摘している。

 今年に入っても堺市で3月、泣きやまない生後2か月の長女に腹を立て、揺さぶって脳に損傷を与えて死亡させたとして、母親の武中明日香被告(24)が殺人容疑で逮捕された。武中被告は精神鑑定後の7月、傷害致死罪で起訴されたが、「眠れないほど子育てに疲れていた」などと供述しており、孤立した育児の危険性が浮き彫りになっていた。

 一方、全国の児相で対応した児童虐待の件数は、統計を取り始めた1990年度以降、一貫して増えており、90年度比では約40倍となった。厚労省は「虐待が疑われる場合、一般の人にも通報義務が課されていることなどが浸透してきた」と分析。08年4月から可能になった児相による強制立ち入り調査は、09年度は前年度の2件からさらに減って1件にとどまった。

(2010年7月28日14時49分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T00626.htm
--

見出しでは6割が0歳児となっていますが、死亡例の9割までが5歳以下の子供です。
いくら晩婚と出産の高齢化が進んでいるとはいえ、子供が0~5歳なら、親の年齢も若いと考えるのが自然。

だったら、それは若い親が未成熟ってわけじゃなく、虐待されるのが乳幼児だから親の年齢が若いってだけのことでしょう。30台、40台の親が10台の子供を虐待しようったって、特に男の子なら逆に自分がやられちゃうのがオチですから。

逆に、30台以上の親が子供を虐待して死に至らしめたケースが半数以上もあるってことは、相手が乳幼児なら、自分の子供を虐待してしまう「未成熟な親」は、年齢層に関係なく居るということ。即ち、そういう子供を育てるために必要な知識やスキルや感情ってものは、時間の経過とともに自然に身につくものじゃない。「成熟」するにはきちんとした教育が必要だということです。

その意味では、あの「真正保守」の連中が推し進めようとしていた「純潔教育路線」など、そういう「未成熟」な親を増やす結果にしかならないと思うんですけどね。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年08月09日 01時20分18秒
コメント(1) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.