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カテゴリ:保護者に特に読んで欲しい記事
知識を如何に上手に伝え、如何に定着させるか。
そこに悩み、自らの知識量や伝達技術の足りなさを嘆く。 そんな、うちの時間講師(← 教師熱烈志望の元教え子)の様子を見ていて、 微笑ましい反面、青いな、とも思った。 いや、その青さ。 時間をかけたであろう事前準備、試行錯誤して悩み相談してくる謙虚さ、 そして、僕の助言をそう易々と受け入れず反発しようとするところ、 そのすべてがあるからこそ、余計に微笑ましいのだろう。 かく言う自分も、黒板の前で華麗に教える予備校講師に感動し、 あのようになるためにはどうしたらよいのか、 今の彼と同じように苦悩した時期があったものだ。 今では、そういった知識の巧みな伝達技術などに興味が無い。 教育とは「その人間を1人でも生きていけるようにすること」である。 そうであるなら、極論から言えば、 国語、数学、理科、社会、英語などの知識は、 生きていくために全員が必要な知識ではないだろう。 そんな知識自体にそれほどの意味はない。 知識を定着させる技術を、我々が磨くよりも、 知識を定着させるにはどうしたらよいか、生徒に悩ませる方が、 彼らの今後の人生によっぽど役に立つのではないか。 そのためには、 知識を定着させたい、と生徒に思わせる必要がある。 知識が定着する、そのことによる利点。 知識を持つことによっていったい何が得られるのか。 そこをどう語るか。 生徒に対し、如何に、希望や夢、理想を持って語れるか。 それが一番の近道であるように思う。 人は希望ある未来にこそ、夢を抱き、 それゆえに志を持って、そこに近づこうとするのだろうから。 う~ん。。。うちの塾って塾っぽくないな(苦笑)。 でも、そんな塾があってもいいよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 11:25:12
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