テーマ:住宅コラム(1785)
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船舶の甲板に使われていたチークは今ではあまりの高値でとても手が出せるような木ではなくなってしまいました。
ハードウッドブームの火付け役であったジャラも同様。 こういった材には限りがあります。 需要があるからといって増産できませんし、植林ができるような木ではありません。 イペやウリンは100年腐らないと言われる木ですが、100年先も今と同様に使われているか? と言われると疑問がつきます。 この数年イペやウリンが家庭にのエクステリアに使われるようになって注目をされてきたのはとても嬉しいことなのですが、反面供給不足に陥る危険性を孕んでいます。 また需要は日本以上に中国で旺盛で、原油高などの要因も絡んで、価格は急騰しています。 3月に入って公共事業の需要は一段落をしましたが、個人の需要はこれからゴールデンウイークに掛けてピークを迎えます。 去年の秋以降度重なるコスト増で、やむを得ず毎月価格を改定しているのですが、昨日遂にウリンの原価が昨年秋のイペと同じ価格になってしまいました。 そのまま価格を転嫁しているのでは無いので、売価ではまだ当時のイペよりは安く提供していますが、それもいつまでできることか分かりません。 イペの価格はもう市場が付いていけないほど上がりました。 ウリンはココに来て急激な供給不足からビックリするほど急騰をしています。 特にインドネシアの情勢は何ともいいがたい部分があり、もしかしたら4月には取扱サイズを大幅に見直さなければいけないかもしれません。 気候が良くなり、これからDIYシーズンだと言うのに水を差すような話題で済みません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年03月14日 06時43分06秒
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