昨日の表を見て感じたことは表の下の方に書いたのですが、ここでもう少し詳しく補足をしてみたいと思います。
まずこの表は昭和50年(33年前)に作られたということを念頭に置く必要があると思います。
今ほど世界的な木材需要は高くなく、おそらく日本が唯一世界中の木材資源を買い漁っていた時期に作られたものであること。
大部分の樹種において良材が容易に入手可能であったと推測をされること。
この表に記載をされている木材は当時日本での需要があったということ。
このことを考えた時にいろいろ驚きがあったのですが、まず一番の驚きは
「デッキ材の需要は30年前にあったのだ」という事実。
この本で掲載されている木材300種のうち耐朽性が極大に分類されているのは17種。
ヤマグワ(国産材)
レッドウッド(北米材)
コクタン・ウリン・シタン・ローズウッド・メルバウ・ピンカド・トリスタニア・チーク・モラベ(南洋材)
ゴンサロアルベス・グリーンハート・ブラジリアンローズウッド・ココボロ・リグナムバイタ(南米材)
ユーカリ(豪州材)
大は、38種
ヒノキ・サワラ・ビャクシン・ネズコ・アスナロ・ヒバ・コウヤマキ・クリ・ケヤキ(国産材)
ベイヒバ・インセンスシダー・ニオイヒバ・ウエスタンレッドシダー(北米材)
レンガス・ギアム・ラン・セランガンバツ・サル・レサック・ナリグ・ペリコプシス・パドーク・カリン・セドレラ・ビチス(南洋材)
セドロ・イペ・マホガニー(南米材)
アフロルモシア・アフリカンパドゥーク・イロコ・アゾベ・オペペ・マコレ・マンソニア(アフリカ材)
ベニヒ・タイヒ(台湾材)
ジャラ(豪州材)
(赤字はウッドデッキネットで販売をしているウッドデッキ材)
知っている木もあればそうでない木もあります。
当時は、国産材・北米材・南洋材の取引が大部分。
もちろん今でもその産地が多くを占めているのですが、北洋材・北欧材・南米材・アフリカ材の需要もかなり拡大をしています。
当時は当たり前の材が現在は全く入っていない木もあったりして、貴重な資源を持続的に活用することの難しさも改めて感じます。