テーマ:住宅コラム(1786)
カテゴリ:耐朽性、経年変化
銀白化をしたものを見てもなかなか樹種を特定するのは難しいです。
そういう時は床下に潜り込んで元の木の色が残っている部分を確認したりするのですが、ここには良いものがありました。 そう解体した材。 まだ元の木の色が残っているものがあって、こげ茶色をしていたり、縞模様があったりしたので、多分アレだと当たりをつけていました。 小口を切らせてもらったのは2点確認をしたかったからです。 切ると元の材の色が出てきます。 緑がかっていたのと、導管の感じからほぼアレだと特定。 もう一つ大きな決め手は匂い。 この樹からはブラジリアーーンな匂いも、アジアーンテーイストな匂いもしなかったので、間違いなくアレだと確信を持ちました。 後日アレを輸入している人がこちらに来た時に確認をしてもらって「イタウバ」であるとお墨付きをもらったのですが、その人が材を擦りながら私が想像をしていなかったことを言ったのです。 「銀白化をしたときにツルツルになるのがイタウバの特徴なんですよね」 後日「おっちゃーん ロボット作ってェ。」 の施工を手伝ってくれた人も同じことを言いました。 イタウバの真価は銀白化をしてから。 経年変化で表面がツルツルになるのがこの木のなんとも不思議な特徴なのです。 ---------------------------------------------------------------- イタウバ材のご用命はウッドデッキネットへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年11月23日 09時47分09秒
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