カテゴリ:国際政治
クロニクル マカオ中国に
1999(平成11)年12月20日 この日、中国はポルトガルの領有を黙認していたマカオを回収、マカオにおける中国の主権を回復しました。 マカオは、珠江のデルタ地帯にある、南北約5kmの小半島で、16世紀にポルトガルが来航、マラッカ、ゴアと共にポルトガルのアジア貿易の拠点として繁栄しました。この間、ポルトガルは中国当局に多額のワイロを送っては、マカオにおける交易の独占を続けたのですが、19世紀半ばから植民地支配に転じました。 第二次大戦後に成立した中華人民共和国政府は、ポルトガルにマカオの返還を要求しましたが、流入する難民に、反中国、親台湾の活動を一切させない方針を貫き、1965年には台湾政府とも断交する、親中国振りを見せることで、99年のこの日まで、ポルトガルの領有が認められてきたのですが、この日をもって、中国政府に返還されることになりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.20 03:17:50
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