カテゴリ:日本経済
クロニクル 総量規制発動
1990(平成3)年3月27日 「バブルを考える」のシリーズで取り上げたことですが、当時の大蔵省は、この日総量規制を発動しました。治まらない地価高騰への対策として、金融機関に対し、不動産融資総枠の対前年比伸び率をゼロとするよう求めた通達を出したのです。実施は4月1日でした。 この規制は、総枠の伸び率を抑えるものでしたから、預金量が増え、融資総枠が増えるならば、前年と同じ比率ですから、その枠内で融資を増やすことは可能でしたし、大蔵省の管轄下にない農協に融資を紹介する形で、子会社の住専への過剰な融資を継続することは可能でした。 結局それが、傷口を広げてしまったのですが…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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