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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:小説(高校生~)
日本軍敗色濃厚ななか、 生への執着を臆面もなく口にし、 仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎と フリーライターの姉・慶子は、 太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。
祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は 健太郎たちの予想もしないものだった。
凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、 生に執着する戦闘機乗り それが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、 なぜ特攻を志願したのか?
健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた 驚愕の事実にたどりつく。
映画を見て もう一度読みたくなって再読。
映画は時間の制約もあり、原作通りではありません。
証言をする人数が違ったり 出来事がすっぽり抜け落ちていたり
それでも 映画と小説の相互作用でイメージが膨らみました。
前回読んだ時よりも 注目したのは 当時、戦が行われた場所の地名と位置関係
地名は以前から耳にしたことのあるものが殆どなのですが その場所が分からない。
なので 表紙を開いてすぐにある地図を 何回も何回も見返しながら読みました。
数人の証言なので 同じ出来事を複数人が語っていたり 明らかな現実の出来事がいっぱい挿入されていたり
読み進めば進むほど もう一回読もうかな・・・と思い始める魔法の書
で、結局最後には号泣 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年04月07日 22時19分29秒
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