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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:小説(高校生~)
峰岸晄は五歳で伯父夫婦に引き取られ、 空腹を抱えながら育った。
母は死に、父は人を殺したからだった。
学校では、椅子に画鋲が置いてあったり、いじめに遭った。
幼なじみの木下怜菜は 万引きまでさせられる晄をただ一人、案じてくれる存在だった。
十四歳 十六歳 十九歳 二十一歳 二十五歳 二十九歳
主人公 晄 を感じられるエピソードが綴られています。
全編通して もの凄く冷めています。
回想で 晄の過去も明かされていきます。
とんでもない過去ですが とんでもなく「クール」に綴られていきます。
そこにはまるで 感情などないような・・・
そしてこの作品 だから読める、とも言えます。
苦しみ悲しみ全面に出ていたら きっと読破できなかったような気が・・・
それがあのラスト
全然予想できませんでした。
最近 呼んでいる最中に犯人が分かったり ラストのネタが想像出来たりしていましたが
この作品のラストは 全く、全然、ちっとも 予想できませんでした!
鳥肌…
さすが貫井徳郎さんです。
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最終更新日
2015年05月02日 21時37分54秒
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