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テーマ:ドラマ大好き(3842)
カテゴリ:ドラマ
1946年の春。 東京の帝国ホテルに戦勝国11か国の判事たちが集まった。 日本の戦争指導者を裁く「東京裁判」を開くためだ。 裁判の焦点になったのは、 ナチスを裁くニュルンベルク裁判と同時に 新しく制定された「平和に対する罪」。 それまで国際法では合法とされていた「戦争」そのものを 史上初めて犯罪とみなし、 国家の指導者個人の責任を問う新しい罪の概念であった。 この「平和に対する罪」を弁護側は事後法として否定する。 判事室では各々の判事の意見が鋭く対立、 最初は短期間で決着がつくと思われた裁判は、 混迷と長期化の様相を見せてゆく。 裁判の舞台裏の攻防に、 日本滞在中の判事たちの私的な行動や、 周辺に現われる人物の思惑が混じり合う。 1948年の秋、 ついに11人の判事たちは 2年半に及んだ東京裁判の結論となる判決を出すべく、 最後の評議の場に臨むのだった。 2016年に放送されたNHKスペシャルの再放送 判事達を描くという視点から 東京裁判を描いた作品。 個人的には 今は亡き津川雅彦さんが 東條英機さんを演じたプライドでしか 東京裁判を知らないが プライド 運命の瞬間 [ 津川雅彦 ] 本作品はプライドが 東條英機さんを主人公としたのとは全く違う方向から 裁判で論じられたことが一言一句再現されたわけではなく 制作者の意図によってそれぞれの作品によって カットされた部分が違って 興味深かったです。 そもそも裁判で論じられたことにも 事実か否かが明確になっていない説がある中 作品内に事実を求めるのも 不毛な気がするのですが 本ドラマはそれそれの判事の残した記録等を元に 作られていました。 なので 事実は横に置いておいて それぞれの判事の考え感じる真実は 描かれているような印象。 連合国の判事とはいえ それぞれにバックボーンは違うわけで 11人もいると 駆け引きがすごい!! ちょっと思い出してしまった・・・ 12人の優しい日本人【Blu-ray】 [ 塩見三省 ] 疑問も出てきました。 一番の疑問は「植民地支配」のこと インドとオランダの判事の会話では 多少出てきたけれど 日本の植民地支配について断罪する立場を取っている イギリス、アメリカフランス等の判事は 時刻のことを一体どう思っているのか??? という点。 あと、一番勉強になったのは 東京裁判の前に行われた ドイツでのニュルンベルク裁判が大きく影響を与えていたという点 なんだかもう ドラマ見ながらいろいろ検索してしまいました。 現代の法律家が見た時 どんな感想を持つのかも少し気になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年02月07日 14時24分27秒
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