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カテゴリ:理路雑然とした記録の断片(未整理)
「開演したら舞台とあなたは1対1です。
(演劇集団キャラメルボックス)」 劇場配布のパンフに書かれていたフレーズが 妙に気に入る。 週末・日曜日。 雨のち曇りのち晴れ夜は少し肌寒い。 短篇小説があるんだったら、短篇舞台っていうのもアリでしょうっ ていう感じで “キャラメルボックス”というユニークな集団が “ハーフタイム・シアター”という 1本60分の舞台作品をやっている。 1本で見てもいいし、2本見てもいい。 “映画を見るように舞台を見たい”というのは 僕の生活の中でも 大事なポイントだったりするワケですが おまけに “SF短篇小説を読むように舞台を見る”という体験ができた。 今回の福岡は メルパルクホール二日間公演で それぞれ2公演づつ計4公演開催。 メルパルクホール福岡は、福岡の山の手にあって アクセスがあまりよろしくない。 今まではそうだった。 最近は様変わり 地下鉄七隈線の“薬院大通駅”ができてから 程よく近くなったのは嬉しい。 キャラメルボックスの舞台を見たのは何年ぶりだろうか? 上川隆也が普通に出てた時なので 相当昔のような気がする。 新しい劇団員が増えていて 新しい空気感が流れているようで 昔感じた“癖”みたいなものが消えていた(良い意味で)。 少し前に取材させてもらった 製作総指揮の加藤サンの 「演劇が嫌いだった」という発言とか 僕らは「演劇界の氣志團」と言い切るような ユニークな所が大好きで 注目してたのに 僕自身は 彼らの舞台はもう“卒業した的な感じ”でいたんだよなぁ。 で 純粋に「短篇小説読んでるように」 楽しめたコトが 久々な感覚で良かった。 それから やっぱり注目なのは 舞台周辺の仕掛けの楽しさ 例えば“使用曲リスト”とか“前説”とか 時間遡って “チケットを買う楽しさ”とか とにかく“これでもか”というくらい 発見がある。 舞台の情報を知ってから、チケット買って 公演当日を迎えるまで それから 終わって家に帰るまで 帰ったあと そこまでトータルに “エンターテイメントの一環”として捉えている団体って 意外と少なくて たぶん キャラメルボックスは そんな楽しさについて “日本一”実践してるんじゃなかろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.03 08:17:07
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