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2009年07月17日
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カテゴリ:読書



『悼む人』 天童荒太
を読みました。

直木賞受賞作品です。

読んでいる最中に
なぜか涙が止まらなくなってしまう
シーンが多数あり、なぜ涙が出てくるのかと
うまく説明できないけれども
とても心にくる読書体験でした。
また、いかにも泣かそうというシーンとかではなく
涙が自然に出てきてしまいました。

天童荒太さんの作品は初めてですが、
この方が書き上げるのに7年もかかった
とあとがきにあり、テーマがテーマなだけに
発表まで大変な道のりだったんだろうと思います。

この本は、死を追いかけて悼むという行為をする静人と
その母親の癌に侵されてしまいながらも
最後まで人として明るく生きようとする巡子

静人と出会って変わっていく雑誌記者の蒔野
殺人を犯した倖世。

この四人を中心にストーリーが展開していきます。

静人がする行為は最後まで意味はあるのか?
この悼むという行為にいつか終わりが来るのかと
わかりやすい決着はつきませんでしたが
死というものを忘れられたくない悼まれたいと
自分も思うだろうか?と
この本を読んでいて思いました。

死に関して言えば、自分の両親、兄弟はまだ元気なため
大切な人の死という立場にたったことがなく
また、経験後に読んでいる人とそうでない私は
感じ方が違うんだろうと思いました。

すごく自分が、感情移入したのは巡子のほうで、
癌になった後の行動。告知された後。
最後の自宅療養と、自分だったらどうだろう
と考えながら読んでしまいました。
また、だんなさんの最後の行動・言動には
すごく感動してしまい私たち夫婦も
もし片方が元気なうちに残ってしまったら
と考えて涙が出ました。

死という重いテーマがメインですが
最後には新しい生も誕生し、
母親と息子もなんとか会えた。
夫婦愛・家族愛が大変素晴らしく
とても感動した作品です。

まだ読んでいない、「永遠の仔」も
読みたいと思いました。




















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最終更新日  2009年07月17日 13時54分30秒
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