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カテゴリ:歴史散歩
京都、奈良、伊勢を回ってきました。
途中、にわか雨の降る天気もありましたが、ほとんどが晴れて、まるで真夏に戻ったかのようでした。 その中で写真を一枚だけ紹介します。 ![]() 見事な光のカーテンですね。遠くに見える二こぶの山が、二上山です。この二上山の南麓にある竹内峠を越えて、大阪・堺市と奈良県葛城市の長尾神社を結ぶのが竹内街道です。 しかし、この竹内街道のラインは東にまだまだ延びて行くように私には思われるんですね。というのも、奈良盆地を挟んで二上山のほぼ真東に位置するのが、あの三輪山だからです。 ![]() 竹内街道の東端付近とされる長尾神社は東面しており、三輪山(三輪明神)を祭る大神神社は逆に西面して向き合うようになっているのも、偶然ではないですね。伝説では、三輪山でとぐろを巻いている大物主の化身である大蛇の尾が長尾まで来ていることから長尾と呼ばれているそうです。それを考えると、竹内街道のラインは少なくとも三輪山まで続いていると考えた方が理にかなっています。 そしてこの東西のラインは、伊勢・二見輿玉神社の夫婦岩まで続いていると私は考えます。さらに夫婦岩から伊勢湾入り口にある神島を経て、最終的には伊豆・下田ピラミッドラインでご紹介した利島に至ります。 もっともこのラインは、大和朝廷が誕生するはるか前にできたライン。のちに日本列島に住むようになった人々がこのライン上に竹内街道を作ったのではないかと私は想像していますが、いつかこのブログでも詳しく取り上げてみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.15 23:47:11
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