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HANNAのファンタジー気分

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February 25, 2007
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カテゴリ:気になる絵本

 また寒さがぶり返した今日のような日には、南極のペンギンの絵本を。

 この本は、むかし「MOE」という雑誌に紹介されていた時、表紙を見て一目惚れ?したモノです。だって笑っちゃいます。大まじめに傘をさして歩いているペンギンくん(寄り目ぎみになっている)、でもからだじゅう雪まみれ。

 表紙を開くと、見返しにも、だまし絵みたいに面白いペンギンのイラストがいっぱい。子供たちはこれらの絵を見るだけで大喜び。
 なかみは、くっきりした大きな絵がどーんとページを占めていて、

  [左の絵]ペンギンは 遠目で見れば みな同じ。
  [右の絵]でも 近くで見れば それはまちがい。

  [左の絵]うじゃうじゃいる といわれている。
  [右の絵]でも それは誤り。
     ――ジャン-リュック・クードレイ文、フィリップ・クードレイ絵『まちがいペンギン』大沢類訳

と、左右の絵を見比べて笑える仕組みになっています。表紙の、役に立っていない傘をさすペンギンの絵は、
  [左の絵]傘を持たない。
  [右の絵]使うワケなんてあるの?
というページに再登場します。

 どのページのペンギンも、まじめくさった寄り目顔で、セリフなんかもなく、人を食った感じがして、とっても笑えます。訳文がちょっと難しくてルビもないけれど、絵を見て説明してあげれば、小さい子でもじゅうぶん楽しめます。
 うちでは読みすぎてボロボロになり、背表紙をガムテープで補強してあります。

 このあいだ図書館で、姉妹版の『まちがいネコ』を見つけて読んでみました。が、残念ながらこちらは、いかにも二番煎じで、あまり面白くないです。
 さらに今、検索してみたら、『まちがいペンギンあんこーる』というのがあるそうです。





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Last updated  February 25, 2007 10:13:09 PM
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