|
カテゴリ:観劇・LIVE
平成中村座十一月大歌舞伎
浅草に出現した「芝居小屋」で中村屋の「法界坊」をみた。 話の筋も知らずただ勘三郎丈だから楽しいコメディかと思いきや… 人当たりのいいお調子者に見えた法界坊。 だけどコノヒト極悪人 テンポのいいやり取りと破天荒なキャラクターに勘三郎節が大炸裂 ヤンヤヤンヤの喝采を浴びて周りを巻き込み、見てるこっちも巻き込まれ。 当時の芝居小屋を再現してるこの芝居小屋は狭い。 花道もちゃんとある。 なのに役者がどこから出てくるかわからない。 大体そういう時って一階の横から出てきたり花道と反対のドアからきたりするもんだけど、この人の頭ン中には一階とか二階とかって意識はないのね 破天荒な法界坊とそれを無視して芝居が進む。 暗転するごとに法界坊の本質が見えてくる。 それはもうショックなほどに極悪人 そしてクライマックスを迎えて…。 一転浄瑠璃に。 そして 本当にビックリした。 舞台の後ろがばばーんと開いて現実と舞台がいきなり目に飛び込んでくる。 一瞬、CGかと思っちゃったよ。 そこでいきなり歌舞伎になった。 いやぁ、格好良かった 上演時間はそんなに長くはないものの、本当に見ごたえのある大満足の芝居でしたよぅ 昼の舞台も夜の舞台も桜の季節も紅葉の季節も見てみたい。そんな舞台。 そうそう。 芝居の中で欠かせない「黒子」 文字通りカゲのように出来るだけ目立たないようにさりげなく役者を助けるヒトなんだけど、 この舞台は黒子が大活躍。 中村座で大満足した後はまわりをぶらぶら。 そういえばどどんぱさんがこの前浅草に来た話をUPしてたっけ。と思いつつ歩いていたらまさにブログで見た風景が広がってました いそいそと本堂落慶50周年記念開帳でご本尊との縁が結べるありがた~い綱をしっかりつかんでお参りしました。 お。「大絵馬寺宝展と伝法院庭園拝観」ありました。 さっそく入ってみましたが、幕末のダイスキな時代の奉納絵馬がゴロゴロ すごいすごい。 当時の境内の様子ってこんな感じだったのね。などと感動。 新門辰五郎、勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟。 おまけに鈴木其一までありましたよ。 しかし、慶応4年とかみると一方で戦争してるのになぁとちょっと切なくもありました。 そしてお庭 少し紅葉が始まってる あいにく雨が降ってきてしまいあまりゆっくり見れませんでしたが、ここにこんなお庭があったなんて全然知らなかった しかも木がうまい具合に茂っているのでビルがほとんど見えず、まるで京都にいるみたい 雨が結構降ってきてしまったので境内散策はこのくらいにして、オープンテラスのある昔ながらの純和食屋さん(別名一杯飲み屋)で食事。 しゃべっているうちに雨もすっかり上がり上機嫌で帰宅したのでした。 いやぁ、楽しかった 先日捻挫した私の足 帰宅すると痛み出すのはどうしてかしら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|