本年から、当事務所に、吉倉智彦(よしくら・ともひこ)弁護士が加入しました!
http://hinodecho-law.jp/
吉倉さんは、法テラスのスタッフ弁護士として、養成期間の1年間を日出町法律事務所で過ごすことになります。
日出町法律事務所は、平成27年2月に、私が開設した事務所ですが、約1年後の平成28年1月に、間さんが加わりました。
以前、間さんが加入した時の下記記事にも詳しく書きましたが、間さんは、大阪パブリック法律事務所、私は東京パブリック法律事務所と、共に若い弁護士を養成し、司法過疎地域等に送り出す機能を有する都市型公設事務所の出身です。
http://plaza.rakuten.co.jp/yyy0801/diary/201601190000/
間さんは送り出す側、私は送り出される側ではありましたが、若い弁護士が多岐にわたる仕事上の技術を身につけることは勿論のこと、先輩達の仕事への姿勢を見つめながら、弁護士という仕事に対する自分なりの軸を持つことが如何に大切かを痛感していました。
私と間さんが合流する意義の一つは、法曹養成に取り組むことにあるということを二人とも強く意識して、スタッフ弁護士養成事務所に登録しました。
平成28年4月には、私と同じ東京パブリック法律事務所出身の横山さんも加入し、法曹養成に取り組みたいという私たちの想いを説明不要で理解してくれました。一人よりも二人、二人よりも三人の先輩がいた方が、様々なスタイルから学ぶことができるし、いろんなやり方があることを目にすることで、自分の個性に合った軸を安心して持つことができます。何より横山さんが、心から尊敬できる素晴らしい弁護士であるということもあり、横山さんの加入も、間さんとの合流同様、本当に嬉しかったです。
このような背景事情の中で、この度、吉倉さんをお迎えできたことは、私たちにとって、大きな喜びでした。
吉倉さんは、まだ加入して3週間ですが、毎日一生懸命業務に取り組んでいます。
私の見るところ、吉倉さんは「目の前の人を見る・目の前の事案を見る」資質があると思います。そんなの当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、これは後から身につけることがなかなか難しい能力なんですよね。
新人時代にありがちなのは、目の前の人や事案を飛び越えて、「マニュアルではどうなっているのだろう」「このケースで正しい答えはなんだろう」ということばかり考えてしまい、目の前の人が何を望んでいるのか、当該その事案ではどのような手段を用いてどのような結論を目指すべきかに向き合えない、という事態です。
自分を振り返っても、新人時代は、とにかく間違ってはいけないということで必死になってしまうことや、純粋にいろいろな意味で余裕がないということが大きな理由なのでしょうね。
でも、やっぱり、「正解」を、目の前の人や事案を離れて導き出すことはできません。
条文は当然として、判例や文献、実務の慣例、経験、すべてが重要な手がかりですし、「正解」に近いところまで連れて行ってくれますが、それでも、目の前の人と事案を離れて、最終的な答えを出すことはできないし、してはいけないと思います。
だから、吉倉さんが、今の時点で、「目の前の人を見る・目の前の事案を見る」姿勢があることは、今後長い弁護士人生の大きな武器になるのではないかと私は思っています。
私自身、吉倉さんと一緒に入った相談で、彼の視点にはっと気付かされることがあったり、私が実務経験の中でなくしかけていたものを再発見できたりと、とても刺激を受けています。
事務所一同、吉倉さんと一緒に成長できたら良いなあと思っています。
皆様、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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謹啓 新春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、当事務所に、吉倉智彦(よしくら・ともひこ)弁護士が加入することになりました。
吉倉弁護士は、東北大学、新潟大学法科大学院を経て、今月、弁護士としての第一歩を踏み出した新進気鋭の弁護士です。朴訥誠実な人柄と依頼者に寄り添う気質を兼ね備えておりますので、必ずや皆様のお役に立てる弁護士になることと思います。
吉倉弁護士は、当事務所での一年間の養成期間を経た後、法テラスのスタッフ弁護士として司法の光を必要とする地域に赴任することが予定されております。吉倉弁護士により司法サービスを受けることになる方々にも思いを馳せ、心を込めて指導して参りたいと考えております。
また、私たちとしても、吉倉弁護士と共に成長し、当事務所の理念である「身近で優しく温かな司法」を一人でも多くの方々にご提供できるよう、引き続き、努力精進して参りたいと思います。
皆様には、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬白
平成29年1月吉日
弁護士 葦名 ゆき・弁護士 間 光洋・弁護士 横山 友子
謹啓 新春の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、私は、69期司法修習を終え、法テラスのスタッフ弁護士として日出町法律事務所にて弁護士としての第一歩を歩み始めることとなりました。
私は、司法試験合格まで長い時間がかかってしまい、その間、たくさんの方に支えられてきました。念願の弁護士となった今、お世話になった方たちへのご恩を忘れず、また今後は困難を抱えている方を私が支えていけるように、日々研鑽し、弁護士としての職務を全うしていきたいと考えております。
皆様方には、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
謹白
平成29年1月吉日
弁護士 吉倉 智彦