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バス停地名学のすすめ

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2007.09.02
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カテゴリ:江東区
バス停データ
◆所在地:江東区 ◆路線:都営バス[亀21]系統

みなさん、こんにちは。

袖ヶ浦と聞くと、千葉県袖ヶ浦市がまず頭に浮かびますが、都内にもかつてそう呼ばれた街がありました。その場所は江東区東砂7、8丁目付近であり、地下鉄東陽町駅から亀戸駅へ向かう都営バス[亀21]系統に、袖ヶ浦のバス停があります。

東陽町を出発したバスは、明治通りの南砂3丁目交差点から道幅の狭い仙気稲荷通りへと入ります。都心部の広い通りを走ることの多い都営バスにあって、ここはかなりの狭隘路線といえそうで、対向車とのきちきちのすれ違いだけならまだしも、その隙間を自転車や買い物途中の通行人が容赦なくすり抜けていく様は、乗り慣れていない私のような乗客にとっては気が気でなく、落ち着いて車窓を楽しむ余裕も失いそうなくらいです。

仙気稲荷通りから元八幡通りに入り、もう少しで荒川に突き当たるな、というところでバスは90度北へ向きを変え、袖ヶ浦バス停に到着します。地図を見れば明らかですが、袖ヶ浦バス停のある東砂8丁目から南側はすべて埋立地であり、かつてはこのあたりが東京郊外の風光明媚な海岸線として、袖ヶ浦の名にふさわしいのどかな景観を備えていたであろうことも、すっかり過去の幻と化しています。

ひとまず荒川の土手に上ろうと思い、バス停から町工場の多い住宅街を東へ入ります。つうんと甘い匂いが鼻をつくのは、大きな黒砂糖の製糖工場があるせいのようです。土手を上ると、ごみごみとした住宅街とは別世界のような、明るく開放的で広大な荒川の風景が目前に広がります。右に清砂大橋と地下鉄東西線、左に葛西橋を望み、足元の河川敷は水辺公園として整備され、春先であればポピーなどの色とりどりの花壇が、土手を上ってきた散歩者を歓迎してくれることでしょう。

(次回へつづく)

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最終更新日  2007.09.02 14:25:52
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