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バス停地名学のすすめ

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2007.11.02
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カテゴリ:千代田区
みなさん、こんにちは。

今回からしばらくの間は、【坂道編】と題して、坂名を使ったバス停を訪ねてみようと思います。複雑な切れ込みを持つ武蔵野台地東端部に位置する東京都心には、有名無名を併せて数多くの坂があり、街歩きの楽しみに付加を与えてくれますが、江戸から東京への時代変遷の中で、これらの坂に様々に命名された坂名は、その土地の歴史、文化、生活、地形などを伝える貴重な手掛かりでもあり、興味は尽きません。そんな坂名の中から、バス停名として使われているものをピックアップし、路線バスで訪ねる坂道散歩を楽しんでみたいと思います。
第1回目は、都営バスの一口坂をご紹介します。

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バス停データ
◆所在地:千代田区 ◆路線:都営バス[高71]系統

高田馬場駅から東京女子医大、市ヶ谷駅を経て九段下へ向かう都営バス[高71]系統は、かつては東京駅北口を起終点とた[東71]系統が、平成2年に短縮されたもので、一見中途半端な運転区間のように見えますが、途中に学校や病院、公共施設なども多く、いつもそれなりに混雑した路線です。バスは市ヶ谷駅を出ると靖国通りを東へ走り、右手に麹町郵便局が見えると、一口坂バス停に到着します。ほんの少し先に靖国神社の樹々が見え隠れしていますが、ここは終点九段下の三つ手前にあたるバス停です。

ところで、バス停のローマ字表記は「Hitokuchizaka」であり、車内のアナウンスも「次はヒトクチザカ」と告げていましたが、一口坂と書いて「イモアライザカ」と読む人がいたら、その人はかなりの地名通と思っていいでしょう。この場所には、かつて都電の一口坂電停がありましたが、これを初期の頃(市電時代?)は「イモアライザカ」と呼んでいたようで、私自身も一口坂の読みとしては、本来「イモアライザカ」が正解ではないかと思っています。

千代田区にはもうひとつ、御茶ノ水駅に近い淡路坂に、一口坂と書いて「イモアライザカ」と読ませる別名がありますが、これは現在神田駿河台1丁目にある太田姫稲荷神社が昭和6年まで淡路坂上にあり、一口(いもあらい)稲荷と別称されていたことに因んでいます。

(次回へつづく)

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最終更新日  2007.11.02 23:39:03
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