今日は「谷中カフェ」の下町小劇場『代読屋の女』を観劇に行く。代読ということでの劇中劇にみられる不自然さもなく、本にあるものが差し挟まれるという形で「ほんわか笑ってちょっぴりナミダ」であった。
本日、不忍ブックストリートでの4/29の一箱古本市の約百人の一箱店主たちの
配置表が発表され、吾輩の「夕やけだんだん」猫背堂は古書「
ほうろう」前に決まった。だんだん猫にほうろうの取り合わせの妙。
発起人の南陀楼綾繁さんの「ナンダロウアヤシゲな日々」を読んで、その昔、あるサロンでニアミスしていたことが判った。サロン参加者で気になるキーワードを挙げ合い(吾輩は「手話」としたが「錬金術」「風の谷のナウシカ」等も挙げられていた)紙にまとめ、こういう本を読む人なら、きっとこれらのキーワードにピンと来るはずと思われる本に、そのキーワードの紙をこっそりと差し挟んでくるという、現代のブログ文化の先駆けのようなことを、いい大人が真剣になってやる不思議なサロンであった。
さて、吾輩は一箱古本市の当日何を挟もうか。
などと、思いながら、帰りは今日、土日のカフェを再開した
間間間(さんけんま)の前を通る。ここの主(ぬし)の一人、Kさんが点字物語を応援してくれている。間間間の奥で家具職人もしている。本棚も手がける、と聞いて、吾輩は夕やけだんだんから見える、不忍通り沿いの千駄木の林立するビルに見立てた本棚を発注したくなった。(596文字)