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カテゴリ:本・まんが
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。
(文庫本内容紹介より) 帯の惹句、「衝撃のラスト一行に瞠目!」に惹かれて購入。 陰惨な事件、ミスリードを誘う叙述、人物設定の良さなど、読みどころがたくさんある本でした。 コンビを組む、妻を亡くし高校生の娘と二人暮らしの小暮巡査部長、夫を亡くし5歳の息子を育てる名島警部補の取り合わせがよく、事件の中でもほっとする感じを受けました。 微妙な年頃の娘をもつ小暮の生活ぶり、親子の関係性が丁寧に描かれており、十分感情移入できました。 ラスト近くなると、「あれ、この人犯人じゃないかな?」と何となく解る感じがして、面白いしまあ意外な犯人だけど「衝撃のラスト一行に瞠目!」はオーバーじゃないかな~と思っていたら、ほんとにラスト一行でビックリ!そして悲しくなりました。 あとはあんまり書かないことにします。(それでも書きすぎたかな^^;?) 面白かったです。 『噂』荻原浩 発行:2001年 発行所:講談社 価格:\1785(税込) 文庫本 新潮社文庫(税込\660) 噂 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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