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カテゴリ:及び腰か勇み足な書評
最近はロースクール向けの教科書ばかりが出版されていますが、こういった本格的な体系書がもっとでてくれるとうれしいですね。 「とりあえず判例・通説で」という近道な勉強法からすれば、冒頭から通説的な物権概念を批判するこの本なんて、とっても遠回りだってことで、敬遠されちゃうんでしょうけど。 『担保物権法』が近刊とされていますが、気長に待ちましょう。 以下、はしがきから引用。 「法解釈学が学問であるならば、論証不能な法命題によって解釈論を展開するのは許されない。われわれ民法の研究者の任務は、論証不能な法命題を論証可能であるかのように説明に技巧を凝らすことではなく、論証不能な法命題であればそれを率直に承認し、論証可能な法命題によって解釈論を展開していくことである。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月01日 00時15分49秒
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