映画ドラマ・千一夜

総合点：83　★★★☆～★★★★
（シナリオ・せりふ）=8　（画・音楽）=8　（キャラクターの描き方）=8.7

●2006年度　韓国ドラマ　ＭＢＣ　（全１７話）　演出： チョン・セホ／キム・ホンソン
脚本：キム・スンドク　出演：
◇ハン・チェヨン（シン・ナラ役）：会計士の勉強をしながら、アルバイト＋屋根部屋で頑張る２９歳。
◇カン・ジファン（ナ・インジェ役）：化粧品会社の副会長の息子だが、プータローをしている２７歳。少年サッカーの監督。
◇パク・ウネ（チャ・ミレ役）：インジェの兄の婚約者。化粧品会社のチーム長。
◇ユン・サンヒョン（カン・スンウ役）：公認会計士。学生時代からナラのアパートに住んでいるが、サンフランシスコでミレに出会って惚れてしまい、ナラに決別宣告をする。
◇チャン・チェウォン（シン・ナギョン役）：ナラの妹。２０歳なのに結婚していて子供も居る。
◇パク・ジョンス（パク・チナ役）：インジェの母親。化粧品会社の副会長。
●公認会計士の資格を目指し、日々勉強に励むナラだが、なかなか資格が取れずにいるうちに２９歳。美人でスタイルも抜群だが、男は長年の恋人である公認会計士のスンウ一筋。ところが、アメリカに出張して帰ったスンウは帰国早々「別れてくれ」と言う。必至のナラはスンウを取り戻そうと、スンウの相手・ミレの働く会社に就職することになる。一方、飲み屋で偶然知り合い、ナラの大事な指輪を飲んでしまったインジェは、ナラの素性を知りつつも、何かと心を砕いてくれる。いつしかナラはインジェに惹かれ始めるが、インジェには想い人がいた・・・。
●出だし、なかなか厄介そうな始まり具合で、脚本作家の意図が分かり始めるのは後半になってから・・・。前半はナラの言動があんまり旨くないし、途中、ミレの恋愛大作戦にあれだのこれだのありますが、まあ、後半最後はなるほど、という感じでした。（スンウシーがどうしてあんなにミレが好きなのか、途中、心理的によく分からない・・・表現が今一のような気がするなあ）
　ところどころ旨いなあという表現もあり、また、副会長のセリフが旨く纏まっていて感心するところもあるのですが、最後迷って★★★☆ということにしました。１６話だと思っていたので、時間スケジュール要注意でしたね。
●ということで、まあまあのドラマです。
　カン・ジファン出演のドラマでは、「頑張れクムスン」がビデオ屋さんに出始めましたが、物語が物凄く長くて、トライしようかどうか迷っています。（第一話は見ているのだけれど、そんなに人気になるドラマかなあ、って感じがしておりまして）