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カテゴリ:テレビドラマ
総合点:95 ★★★★☆
●物語性=9.5 発想=10 物語性=9.5 ●1966年度制作 アメリカ・テレビドラマ 67年NHKで放映 アーウィン・アレン(!) 出演: ◇トニー・ニューマン(ジェームス・ダーレン、声:宗近晴見) 博士、若き科学者。 ◇ダグ・フィリップス(ロバート・コルバート、声:小笠原良智) 博士、プロジェクトの責任者。 ◇アン・マグレガー(リー・メリウェザー、声:友部光子) 博士、唯一の女性科学者。 ◇ヘイウッド・カーク(ホイット・ビッセル、声:小山源喜) 中将、所長。 ◇レイモンド・スウェイン(ジョン・ザレンバ、声:久米明) 博士、老科学者。 ゲスト [編集] ◇ロバート・デュバル ◇マイケル・レニー ●お話 アメリカ・アリゾナ州の砂漠地中深くに建造されたタイムトンネル。莫大な国家予算を投入した極秘の時間航行プロジェクトだが、その転送装置であるタイムトンネルの完成目処が立たぬまま計画打ち切りが検討されていた。時間航行が可能な段階にまで開発は進んでいたものの、転送する年代や回収の制御が困難なためだった。そういう状況の中、計画の存続を願って自ら時間航行に向かったのは若き科学者トニー。彼が降り立ったのは、氷山と接触して沈没することになる豪華客船「タイタニック号」の船上であった。 ●感想 1960年代に一世を風靡した科学ものの一つです。NHKの放送だった。 時間旅行というとベルヌのタイムマシンが有名だけれど、タイムトンネルはもっと現実感がある。長いトンネルを抜けると、其処は別の時代だった! 凄い発想です。 タイムトンネルが設置された研究所からは、転送先の状況をモニターできる、という想定も素晴らしく、困難な状況に陥ったトニーやダグを寸前のところで救い出せるシナリオや、もともとダグやトニーに現代から様々なサポートを行なえるのですが、最終目的は二人を現代へ帰還させること、というのが見る側にとって納得性が高い。そういう点で、非常に素晴らしい発想の物語だったと思います。 登場する役者も素晴らしく、精悍ながらどこかに憂いを感じさせるトニー、控えめだけれど塾考型のダグ、白衣を着て、いかにも科学者らしいカーク所長や女性化学者のアン。物語は、緻密な構成が期待できる過去への旅行が多かったけれど、僕はこれで歴史に大きな興味を持つことになりました。 特に、初回がタイタニック号のあの有名な悲劇で、僕は初めて「処女航海で沈没する」という世にも稀な事件が歴史上実際に発生した、ということに、物凄く驚き、強い刺激を受けました。 見る側が大きな興味を持って視聴できる、というのは何よりも大きく勉強になる。そういう意味でも、あの時代に放映されたこのドラマ、意義が大きかったと思うのです。DVD化を望みます。 ●それにしても、小学生から中学生に掛けて、宇宙家族ロビンソンとかこういうドラマに接せられた幸運は、本当にラッキーとしか言いようがありません。アポロ11号の月面着陸も中学3年生でした。あれほどラッキーだったのに、今の僕は、ああ情けなや(ドクター・スミスじゃないけれど)。 ●シーンとしては、トンネルのデザインと、それを構成する建物の絵が素晴らしく、その後幾多の映画でも同じようなシーンが描かれています。その走りとなる独創性が、このドラマにはありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 2, 2009 06:05:02 AM
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