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カテゴリ:本の紹介
★★★★
●光文社 【中古】新書 99.9%は仮説-思いこみで判断しないための考え方-竹内薫 1960年生まれ科学作家。(湯川薫) ●章題 プロローグ 飛行機はなぜ飛ぶのか? 実はよくわかっていない 第一章 世界は仮説でできている 第二章 自分の頭のなかの仮説に気づく 第三章 仮説は一八〇度くつがける 第四章 仮説と倫理は切ない関係 第五章 「大仮説」はありえる世界 第六章 仮説をはずして考える 第七章 相対的にものごとをみる エピローグ すべては仮説にはじまり、仮説におわる ●科学者による本なので、多少読むのに難航する場面もあるかもしれないけれど、科学は「世の種々の現象を、細かな観察と実験を通じて論理的に理解し、誰にも納得出きる説明をする」のが、まあ、本筋の考え方みたいなものです。でも、或る場面から、実験では進められないような規模の現象、というのに当たってしまうこともあり、また、脳のように、論理の虚を付くのが好きな構造を持つ器官も世の中には存在し、すべてのことが完全に解明できるようには出来ていない。 この本を読みながら、人間が脳の働きで解明できる部分には、もしかすると限界があるのかも・・・、というような予感がするのであります。 でも、何事も分からなくても、それでも無事に人間世界は存在するし、生が成立している辺りに、本当の不思議さがあるのでは? 物理学がさっぱり分からない人も、無事に平和に生きている! というのは、凄い事実だ、と、この頃思うのです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 24, 2009 06:53:52 AM
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