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カテゴリ:韓国歴史ドラマ
評点 前半★★★★☆~後半★★★★+ 時代考証=87 登場人物の描き方=90 音楽=90
【送料無料!20%OFF!】不滅の李舜臣(イ・スンシン) 第1章 後編 DVD-BOX(DVD) ●2004~5年度 韓国ドラマ 全104話 韓国放送公社制作(KBS) 原作:金薫(キム・フン)著、蓮池薫訳「孤将」(新潮社刊) 演出:イ・ソンジュ、ハン・ジュンソ 脚本:ユン・ソンジュ、パク・ヨンスクほか ●キャスト(すごく多いので、一部のみ) 役名が先 ◇イ・スンシン(李舜臣):キム・ミョンミン 韓国の英雄。水軍の将。 ◇ウォン・ギュン(元均):チェ・ジェソン スンシンの友人であった将。 ◇リュ・ソンニョン(柳成龍):イ・ジェリョン 当時の領議政(総理大臣)、スンシンの幼馴染。 ●国王・王族 [編集] ◇ミョンジョン(明宗):ホン・リュニ ◇ソンジョ(宣祖):チェ・チョロ、チョ・ミンギ ◇クァンヘグン(光海君):イ・ジュン ◇ウィイン(懿仁)王后:ファン・ミソン ◇インスン(仁順)王后:イ・カニ ●全羅左水営 ◇クォン・ジュン(権俊):パク・チャナン 順天府使。イ・スンシンの理解者で右腕的存在。 ◇チョン・ウン(鄭運):アン・スンフン 鹿島萬戸。勇猛果敢だが直情的でイ・スンシンとたびたび衝突する。 ◇イ・スンシン(李純信):チョン・ヒョン 防踏僉使。秩序を重んずる人。だが、いつしか、イ・スンシンの忠実な配下となる。 ◇キム・ワン(金浣):パク・チョルミン 蛇島僉使。偵察を担当する。 ◇オ・ヨンダム(魚泳潭):キム・ジンテ 萬戸。潮流に詳しい。 ◇ソン・ヒリプ(宋希立):キム・ミョングク 若い官吏。スンシンに信頼される。 ◇ナ・デヨン(羅大用):ユン・ギウォン 亀船の開発者。 ●全羅右水営 ◇イ・オッキ(李億祺):チェ・ソンジュン 王族出身の将。 ファン・セドゥク(黄世得):ソン・グムシク ●慶尚右水営 ◇キ・ヒョグン(奇孝謹):キム・ギボク ◇ウ・チジョク(禹致積):イ・ジェポ その他 [編集] イ・チョンス:キム・ギュチョル パン・ユナ:チェ・ユジョン イ・ジョン(李貞):パク・チョロ ◇イ・ミョン:キム・ヨンジュン スンシンの三男 ◇ピョン(卞)氏:チョン・エリ スンシンの妻となる女性 ◇ナルパル:イ・ハンガル スンシンと同郷だが、苦労の後に国を売る行為者になる。 ◇チョン・ムジク:イ・ハヌィ 元盗人。スンシンと知り合った後、商人になる。 ◇官僚 ◇ユン・ドゥス(尹斗壽):チョン・ドンファン スンシンと敵対する ◇ユン・グンス(尹根壽):イ・ウォンバル ◇チョン・ヨリプ(鄭汝立):アン・ネサン ◇チョン・オンシン(鄭彦信):イ・シンジェ ◇チョン・チョル:アン・デヨン ◇イ・サネ(李山海):キム・ジンモ ◇チョン・タク(鄭琢):イム・ヒョクチュ 硬骨の人。 ●女真 ◇ウウルギネ(于乙其乃):ユン・ヨンヒョン ◇マッニウンゲ:ソン・ドンヒョク ●豊臣側(倭) ◇豊臣秀吉:イ・ヒョジョン ◇加藤清正:イ・ジョンユン ◇小西行長:チョ・スンホ ◇脇坂安治:キム・ミョンス ◇宗義智:ファン・ジュノン ◇島津義弘:ユ・スンボン ◇藤堂高虎:チェ・ドンジュン ◇徳川家康:チョン・イルボム ◇来島通之:ユ・ビョンジュン ◇西笑承兌:キム・ジョンギル ◇淀君:キム・ヘジン ◇九鬼嘉隆:ソ・ヨンジン ◇要時羅:イ・ボンギュ ●明国 ◇陳?:キム・ハギュン ◇沈惟敬:イ・ウォンジェ ◇トウ子龍:ハム・ソックン ◇劉?:ソン・ホギュン ◇林世禄:チェ・ボモ ●内容 豊臣秀吉による明国遠征=文禄・慶長の役当時、水軍を率いて倭軍と対峙し、全戦全勝を持って李王朝を守った韓国の英雄・イ・スンシンの一生を描く。 第一話:三道水軍統制使の李舜臣は、順天倭城に篭城している敵将、小西行長を攻撃するために朝明連合軍の結成を急ぐ。1598年10月、ついに結成された朝明連合軍が、水陸の双方から倭城の攻略に打って出たが、敵軍に買収されたユ・ジョンの裏切りにあい、連合軍は窮地に立たされる。この合戦で、両国の軍は多大な被害を被った。一方、四川に駐屯している島津義弘は、小西行長の救出を図るとともに、不敗を誇る李舜臣の首をとるべく1万2千の大軍を率いて露梁へと向かった。朝鮮の死活を懸けた最後の決戦『露梁海戦』の火蓋が切って落とされる・・・。 ***************** 多少ネタバレ *************** ●感想 1978年に拉致され、その後数奇な人生を送ることになった蓮池薫さんが訳された金薫氏原作の本と出合う前は、韓国一の英雄=イ・スンシンのことはそれほど知りませんでした。本屋で手にとってまず本を読んでみたのですが、ビックリ。其の当時の半島がどんな状態だったか、特に農民が如何に貧しかったかや、大陸と海国のはざまにあって、地理的な運命みたいなものを常に内包していることや、それに、勇将であるにも関わらず王からはいつも疑いの目でみられていた英雄のことなど・・・。世界は本当に一筋縄では行きません。この本では、一方的な進攻を受けて窮地に至り、時には人肉さえつまんで生きなければならなかった人たちの非常に厳しい運命が克明な硬い表現で描かれ、正直、ドラマより真実味があった・・・。 そういうような前提が先にあって、ドラマを見始めました。 ●史実に基づくお話なので、結婚の問題とか、後半の戦闘に関わる問題は、そのままではかなり地味は話になるかもしれないです。そういうこともあってか、前半は焼き物の村で過ごす若きスンシンの挿話を入れて、彼の誠実な人柄を描いていたり、修行時代を描く。この辺りは脚色もあるとは思いますが、順調な滑り出しです。 ●続いて、イ・スンシンが家族と離れて、いわば辺境の防人として官僚としては地味な人生を送るのですが、秀吉の進攻に接してからは話が非常に壮大で大きく、真に勇猛で誠実な男たちや、自分のことだけしか考えない不埒ものの登場や、権力や生まれの高貴なことにしがみついて、国を滅亡に導いてしまうものや、儒教を完全な考え方として信奉するがあまりの、形而上学的な議論に走って悲惨な現実を迎える宮廷の状況など、さまざまな歴史事象が描かれます。ということで、96話あたりまで一気に進みましたが、さすがに最後は疲れました。 ●内容として、重さとしては、「チュモン」や「テ・ジョヨン」よりも重いと思います。それだけに、見る側は毎回、大変です。最高権力者としての王が、実は無力にさいなまれる辛い立場だったりする。それを見守る官吏たちも全く非力で思うに任せない。決め事・守るべきしきたりが余りに多く、硬く構造化された権力・行政官僚機構は、緊急事態では旨く機能しない、というあたり、シナリオは良く描かれていました。 ●一方、倭側の人物の描き方にはステレオタイプ的な弊害があるのですが、強欲な秀吉、時代をよく見据えて先を読める家康、実直で猪突猛進だが、ときに力の亡者ともなる加藤清正、生まれてからに戦闘マシンとしての脇坂安治などの設定や、キリシタンとして戦争には反対だが、それを表立って主張できない小西や俵などの状況なども、それなりに旨く描かれているとは思いました。でも、実際の日本の武将はだいぶ実像は違うと思うのです。あの描き方だと、その武将の郷土の人たちからは、反発出るのじゃないかと思うような場面も多々ありました。 ●その他、理科系人間として「変だ」と思った点。 その当時の鉄砲は、あんなに機動的に撃てなかったはずです。昔、上杉藩に伝わる鉄砲の実射を見たことがありますが、発射間隔はもっとずっと長く(一発放つのに物凄く時間が掛かる)、とても携帯するような大きさのものではないし、爆発音は大きな谷全体に響くような轟音で、とても現代的な銃の感覚ではありません。いわば、大砲のような音がして、出てくる玉は直径1センチのどこへ行くのか知れないヒョウロク玉というような代物で、ほとんど当たらない・・・。威力としては、轟音の方が物凄くて、通常、それで兵はびびってしまって、戦えなくなる・・・という感じだったのでは? と思います。(玉の飛ぶ距離も短い) ドラマなので見せ場を作らねばならないのは分かりますが、だいぶその辺りの映像には嘘の感じが多いように思いました。船で進むイ・スンシンを、遥か遠くの陸上から狙撃で暗殺する・・・なんて場面もあるのですが、ああいう風には使えないような代物だったと思います・・・。 それと、登場する大砲が、物凄く軽そうに見える。ここでは実際のものと違い、鉄製ではなくてプラスチックの型モノの為。まあ、予算からすれば仕方がないし、本物の鉄の大砲では、数人掛かりでも動かないでしょうし・・・。 ●とはいえ、CGに大層お金を掛けたと思われる船対船の戦闘シーンや、実写で動いている船そのものは非常に良く描けており、迫力があります。会戦シーンは非常に迫力があり分かりやすいし、よく撮ったなあ、とも関心しました。エキストラの動きも素晴らしかったです。 ●演技の面。 主人公のキム・ミョンミンも他の役者さんの演技も、大変に良かった。レベルは非常に高かったと思います。 ●ということで、評点★4つ+☆としましたが、このドラマの感想を書くのは大変難しく、本稿は全く、自信、無いです・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 2, 2018 08:09:04 PM
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