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カテゴリ:余談
●昨日のエールでは、祐一の弟の本音みたいなのが出て、それはそれで分からないわけではないけれど、そもそも川俣のじいさんの家と祐一の、あの家族との全体を見てみると、それなりに実業に向いていそうな弟を励まして頑張らせるのが一番合理的で、そういう選択をするはず・・・。音楽しか興味のない、というかそれしか才能がない祐一に後を継がせるなんて、始めから事業失敗を目指すようで、全然賢い選択ではないではないですか。
彼らはそれまでしっかり事業を営んでいた人達なんだから、そういう変な選択、意思決定をするのはおかしい。この件は、物語として成り立たせるがための設定に感じます。そうしないと音の家族の「進歩的で開放的な雰囲気」が活きないし、両家を同じに描くのは立体感がない。そういう背景からワザとそうしているのだろうけど、ちょっと作意としては、あざとい感じがしました。 ●ただ、今日の演出は上手くて、別の人が担当したんじゃないか、というくらい良かったです。祐一が泥の中で何かを掴もうとする件が、特に速度感もあって優れました。 ●ただですね、どうも日本人は依存的で、呉服問屋に勤める若い衆の発言も、やっぱり強固な依存体質を感じさせる。自分で未来を切り開こうとする意志が感じられんです・・・。 日本人は困ると、誰かがやってくれる、お上に任せれば良い、みたいな発想をして、自分は悪くないのに、と逃げてしまう。そういうの、凄く嫌ですね・・・。 ●ところで、東北一の呉服屋に生まれ、家族が健康だったから祐一は自分の道を選べるわけで、父母が介護状態だったら、家族を捨てて自分の道は選べんです・・・。若くて両親の介護のために嫁に行けなかった優しくて素敵な女性が、今、実は日本では多いのじゃないか? 私の周りにも見かけるんだから、その数は多数? 若い人の自分の道を、親の世代が妨げちゃあいかんと思うんですが、いかがでしょう・・・。自分を殺してでも自分らの子の道を開いて遣るのが、本来の親の務めでは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2020 01:48:57 PM
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