映画ドラマ・千一夜

評点　★★★☆　心理サスペンスという感じですね。この時代の映画は分かり易い。
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●1964年度　アメリカ映画　監督：アルフレッド・ヒッチコック　脚本：J・プレッソン・アレン　出演：
◇マーニー・エドガー／ティッピー・ヘドレン　盗癖のある女性
◇マーク・ラトランド／ショーン・コネリー　ラトランド社の若い社長
◇シドニー・ストラット／マーティン・ガベル　会計事務所社長
◇リル・マインウェアリング／ダイアン・ベイカー　マークの亡き妻の妹
◇バーニス・エドガー／ルイーズ・ラサム　マーニーの母親
●あらすじ
　会計事務所に勤めていた女性が、9000ドルという現金を持って逃げ、社長のストラットは困惑する。たまたまそこに居合わせたラトランド社の社長マークは、何故かその事件に興味を持つ。逃げた女性はは別の職を探し、新聞広告に応じて応募するが、それはマークの会社だった。
●感想
　ヒッチコックの作品には、過去にトラウマがあるけれど、自分ではそれに気が付けない人間を扱った作品が結構あるように思います。なので、その謎解きが主題テーマになる。この作品では、真面目で誠実に見える女性が、何故盗みを繰り返すのか？　それも、すぐに犯人と分かってしまう状況なのに・・・。
　ということで、何かの精神的病があるだろう、とは、予測が付くのですが、途中で「銃で愛馬を殺さなければならなくなる」ようなシチュエイションも登場して、緊迫感を持たせています。
　今となっては、割と単純な進行なので、大きな驚きはないかもしれませんが、作品としてはよく纏まっている印象でした。