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カテゴリ:アニメ・人形劇
評点 ★★★☆ 絵は凄い出来なんだけど、ストーリは子供向け、しかも少しまだるっこい。お金掛かっていると思うんだけど・・・。
【アニメ 中古DVD】風の王国と魔女 ●2014年度 イタリア・アニメ 監督:セルジオ・マンフィオ 制作:ウンベルト・バリソン 声の出演: ◇ホリー/モニカ・ウォード 鈴木美咲 ◇ディーバ/ローラ・レンギ 谷内友美 ◇モビー/パウロ・ロンバルディ 杉本大介 ◇トップ・ハット/エドアルド・ネボラ 本多諒太 ●あらすじ あらゆるものが風力で動いてる小さな国、“風の王国”。この王国を滅ぼそうと企むカラスの魔女は、管理人から風力装置を奪い、巨大ロボットや悪魔のマシンを使って街を破壊し始める。イジワルな魔女を阻止するべく勇敢なペットパルズが立ち上がる! ●感想 設定としては悪くないし、絵も素晴らしい。特に、風の王国が沢山の小山の間の川の畔にある全体図や、空を飛行する風力飛行船の絵。他にはない発想が感じられ、大変良いデザインに感じました。また、アニメキャラの個々の動きもよいです。なんですが、いかんせん、ストーリにスピード感が無く、あっ、これ、という感じの驚きのある進行テンポ感がない。その辺、凄く残念です。ディズニーならもっと速度感を出してワクワクするようなストーリに仕上げるだろうし、日本アニメもそうだと思う。今回は絵の出来の良さを考慮して★★★☆としましたが、ストーリ面では退屈感がしてしまった。ほんとに惜しいなあ、と感じました・・・。 ●悪の魔女が、何故悪なのか? 悪さをする人は、人を虐めることに快感を持つ・それに生きがいを感じる、というような特性の生き物なんだ、というような心理的背景が上手く出てきていないです。(ダースベーダーではないけれど、ドラマでは、悪の存在が如何に上手く描けているかが、成功のための大きな要素かと思われます) ●この映画だけ見ると、まずは主人公が誰だかが分かり辛らい。仲良しグループらしい「ペットパルズ」の面々が最初に登場するのだけれど、その中に誰かスポットを当てるべきキャラがいるかと思っていると、そういうわけでもなさそうだし、その面々の「誰がどういう役割形態での集団」なのかもどうにも把握しづらい。作者意図として、子供の目線で描くのが主眼だったのか、という感じはするのだけれど(誰もが主人公です、としたかったのですかね?)、どういう意図で話を進めているのかが分かり辛かった。暫く黙って見進めて行き、結局、「名無しバードのお話なんだろうな」というのが分かるのは、だいぶ話が進んでからです。 また、登場するアイテムとして、名無しバードが繰り出す「何でもボード」が一つの大きなアイデアで魔法のボードだということは分かるのですが、それならこういうストーリ自体が展開するのも変な感じもする・・・。 ●まあ、ともあれ、子供向け作品なので、大人があれこれ言っても始まらんか・・・とは思うのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 29, 2020 08:34:51 AM
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