◆世界に冠たる寿司も、元はファーストフード
●知る人ぞ知る・・世界中で今やクールジャパンを代表する寿司も元はと言えば、日本橋界隈から始まった屋台から発展したものだ。代表的な人物は二人いるがここでは触れない。火事の多かった江戸では、大店を構える余裕のない小規模事業者にとっては、再興を図る入りやすい手段が屋台だってわけだ。●でもそれだけではだめで、発展には低価格や酢飯の材料となる酢が大量に供給される必要があったんだね。従来はコメから酢を作ってたのが、酒造業者が搾りかす・酒粕から酢を作ることを発案して、甘みのきいた現在に至る酢飯が定着したらしい。日本酒の搾りかすが、酢に変貌して大量に江戸に送られたことが、低価格を実現して、寿司文化の隆盛につながったらしい。ちなみにこれを始めたのが尾張の酒造業者・現在のミツ缶の創業者だ。400年位前のことかな?●同じころ発展した、そばの屋台や蕎麦売りもそば粉の低価格化が、発展に寄与した。こちらはそば粉を石臼でひいていたものが、水車を利用した製粉の工業化により、生産性がアップ、低価格化が実現したことと共通する。ポルトガル由来の天ぷらも同じ、製粉技術が多いに寄与したらしい。● クールジャパンを代表する食文化もちょっとやそっとの時間で作られたわけではなく、匠の技術が綿々と続いていたことが。現在の世界への発展につながってるわけだ。●暗い世相だった昨年、唯一といっていいほど日本人を共感させた、はやぶさ2の帰還。こちらも300社にわたる中小企業が部品を作ってるとのこと・・ミツカンもそうだが、日本では100年以上の社歴を持つ企業が。2万4千社以上、200年以上でも確か150社くらいが有るのだという。寺院仏閣など手掛ける金剛組は1000年以上?0う~ん自信ないのですが・・今年は大いにコロナ後の世界を希望をもって待ちたいものですね!