テーマ:スイーツ★スイーツ(13147)
カテゴリ:アフタヌーンティー
英国のアフタヌーンティーで出されるケーキは、三タイプに分けられるような気がします。
まずは伝統の焼き菓子中心のもの。見た目は茶色やバターケーキの色で地味め。 ケンジントンパレスのオランジュリーや、ウエールズのスランデュドゥノのホテルで目にした時に「うわっ、茶色い~」と色味が少ないことに驚きました。 スライスしたパウンドケーキの上にアイシングがかかったものやバターが塗ってあるもの、ヴィクトリアケーキやショートブレッド他、乾いた食感で、口の中がパサパサしてくるので紅茶が何杯でもいただけます。 第二は、焼き菓子と生菓子数種類がほどよく盛り合わせてあるもの。苺タルトやミニサイズのエクレアをよく見かけます。お皿の上に小さいケーキがいくつものせられていると、どれからいただこうか、わくわくしますね☆ この二つに加え、EUのおかげで垣根がなくなり美味しい食材がどんどん入ってくるようになったせいか、英国でもフランス菓子かと思うような華やかでスタイリッシュな生菓子がいただけるようになってきたような気がします。 ホテルのアフタヌーンティーでは以前からきれいな生菓子が出されていますが、最近、こういったデザイン性の高い生菓子に出会ったりします。 フォーシーズンズホテル椿山荘東京の ロビーラウンジ ル・ジャルダンでのアフタヌーンティーのケーキは第二の「盛り合わせ」タイプ。目で見て楽しめます。 ![]() お店の雰囲気を乱したくなかったので、全ての写真をフラッシュなしで静かに撮っています。ちょっと写真が暗いのですが、お許しを。 スコーン、サンドイッチといただいて、少しずつお腹が膨れてきました。 「ウインターアフタヌーンティー」と冬をテーマにしたお菓子の中で、プレミアムストロベリーと紹介されている苺の赤が目をひきます。町で苺が出回るのはクリスマスシーズン直前の11月末頃からなので、ここで目にすると贅沢な気がしますね。(アフタヌーンティーをしたのは11月13日) ストロベリータルトは二口位でなくなるミニサイズ。おなじみのほっとする味で、ぱくぱくっといただいてしまいました。 パイ生地で巻いてあるのはマロンパイ。栗の渋皮煮の周りにはフランスの層になったフィユタージュではなく、簡単に作れるいわゆる練パイが。ざっくりとした味ですが、たくさんの量をいただくアフタヌーンティーでは、バターたっぷりのフィユタージュよりもアッサリとしているので気兼ねなく口に放り込めます。パイ一つの味というよりは全体とのバランスが大切ですね。 ![]() お皿の中央にあるラズベリーショートケーキは、英国の「ショートブレッドでラズベリーとクリームをはさむサクサクほろほろとしたショートケーキ」ではなく、日本人好みのふわっとしたケーキ。軽い生菓子が一つあると違った食感が楽しめるので、これはちょっと嬉しい。 星の形で白いアイシングが塗ってあるのはジンジャーブレッドクッキー。このサイズでも、口にするとスパイスの香りがぶわ~っと広がり、なかなかの存在感。 以前英国人の先生にお菓子を習っていた時に、ちょくちょくジンジャー(生姜)を使ったものを教わりましたが、粉末の瓶入りジンジャー(ジンジャーパウダー)を使用してとても簡単に作られていました。英国人は生姜をお菓子によく使いますね。生姜の砂糖漬けも使ったことがあります。 そして気になっていたドライフルーツプディングを。クリスマスプディングのミニミニ版にも見えるこれは、だいたい想像通りのねっとりした食感。お酒に漬け込んだドライフルーツが入っていて、見た目ほど重くなく、食べやすいお味。 英国でプディングというと、日本のプリンとは全く別物で、えっ?これがプディング?と驚愕することも多々あります。近いところでは、今年の夏にオックスフォードで出会ったスティッキー・トフィー・プディング。見た目がかなり笑えます。 …英国菓子を語ると長くなりますので、脱線しないうちにもどりましょう。 長々書いてまいりましたが、フォーシーズンズホテル椿山荘東京のアフタヌーンティーは、かなり満足のいく豊かな時間が過ごせましたので、おすすめできます。たまにはアフタヌーンティーをしてみようかな、と思われたらどうぞお出かけ下さいね。 快適な時間を過ごせた理由の一つには、ル・ジャルダンのスタッフの対応の良さも挙げられます。 ティーフードやお茶などメニューでわからないことを色々尋ねると、どの人もにこやかに応じ、詳しい説明をすらすらすらっとしてくれました。 そしてここが一番重要なところですが、自分で即答できないことをその場で適当に答えず、わからないことはわかる人に聞いてくる。これができていたのでよかった~、と思いました。 (簡単なことですが、それができず、適当に自分の考えを披露するスタッフがいる有名店もありますね。困ったものです。) ![]() フォーシーズンズホテルの廊下はゆったりとくつろげるようになっています。都心のホテルでは、この空間が何よりの贅沢なのかもしれませんね。 ![]() アフタヌーンティーがしたくなってきました~、と思われる方は ↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリック、ありがとうございます! 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 ![]() ![]() フォーシーズンズホテル椿山荘東京 文京区関口2-10-8 03-3943-2222(代表) ロビーラウンジ ル・ジャルダン アフタヌーンティー \2,800(税込)+サービス料\280=\3,080 グラスシャンパン付アフタヌーンティーは\4,000+\400=\4,400 アフタヌーンティーは14:00~17:00 ジャルダン直通電話 03-3943-0920 フォーシーズンズのアフタヌーンティー[1] 三段トレイへもどる フォーシーズンズのアフタヌーンティー[2] スコーン・サンドイッチへもどる フォーシーズンズのアフタヌーンティー[3] 紅茶、フルーツティーへもどる 《お菓子作りの道具と材料》(楽天)Homeへ 《お菓子教室発~美味しいお便り》(FC2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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