「クリスマス アントルメの会 2007」は、13種類のX'masケーキを次々と食べ続ける夢のような企画。
とはいえ、優雅なティータイムは別の機会に譲るとして、食べ比べ会はサバイバル。
私の場合、クリスタルガイザーのペットボトルを片手に、一つとして見逃さないように、気合を入れて五感を働かせます。
※ 今回ご紹介するのは順不同。食べた順番ではありません
1.
ビッシュ ショコラ オー バニュルス 長さ約26cm ¥6,501
エーグルドゥース(目白・
寺井則彦シェフ)
色々なデザインのアントルメがある中で、
最も印象に残る美しさだったのがこれ。
細長いアーモンド型。光沢のある上品なチョコレート色のスソを飾るエレガントに絞り出された
メレンゲ。
こういうケーキをプレゼントされたら、相手の株がぐぐっと上がるでしょうね。
まさに大人の魅力あふれるクリスマスケーキ。まずは見た目で高得点。
濃いこげ茶色の箱もまた素敵です。
断面
難点は、同じ大きさに切り分けにくいことと、
切った瞬間に崩れ始めるので、大勢で美しく分けるには、カットと盛り付けにちょっとしたワザが必要なところ。
(一歩間違えると、お皿にのせた時にはこの美しさは影も形もなく、ぐちゃぐちゃに。それだけ
柔らかく口当たりがいい、ということですが。)
ホテルの宴会などでパティシエが切り分けて盛り付けていただけるようなシチュエーション向きかもしれません。
一口食べた感想は“
深みのある味”~!
滑らかですが
濃厚。
たいへん口当たりのよい
チョコレートムースの中に、意外に大きな存在感の、天然甘口
赤ワインの
バニュルスを使った
ジュレ。
ガナッシュと、アクセントの
フレーズ・デ・ボア(森いちご)とあわせていただくと、もう、それはそれは素晴らしい組み合わせ。
ただ、私はお酒に弱いので、後で忘れた頃になってかすかに顔が赤くなってきたかも?と感じたのは、この
赤ワインのせいではないかと。
けっこうお酒がきいています。
デコレーションはシンプルに。
お客さんが自分で飾るように、
赤い実のピックと
ホワイトチョコレートのプラークが別に添えられています。
以前
寺井シェフの講習をうけた時に、「味に関わらない無駄なものは飾らない。飾るとしたら、それ自体の味がケーキを美味しくするために必要なものを飾る」というようなことをおっしゃっていました。
最近の洋菓子業界の、
くるくるチョコレートや飴細工を、“華やかに見せる”目的のためだけに上に飾る傾向には同調しない真摯な姿勢が感じられましたが、クリスマスケーキでもそのシンプルさは変わらないですね。
寺井シェフのお店は、建具もオーニング(ひさし)も
こげ茶色で、なんとなく
板チョコを連想させる外観。
初めてお店に伺った時の第一印象は「
チョコレートがお好きなシェフかも。」
エーグルドゥース Aigre-Douce
新宿区下落合3-22-13
03-5988-0330
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜(祝日と重なる場合は変動あり)
JR山手線目白駅から徒歩約8分
<2> リンゴと紅茶風味のホワイトチョコレートのビュッシュ に続きます
寺井シェフのX'masケーキは美しい!と思う方は
↓を押してこの記事を応援して下さいね☆
いつもクリック、ありがとうございます!
一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。
クリスマスアントルメの会 2007 もくじ
《ガレットのお菓子日記~お菓子作りの道具と材料》(楽天)Homeへ