浜松町の東京都立産業貿易センターで開催中の
2008ジャパン・ケーキショー東京」に行ってきました。
朝、
行列中の写真をリアルタイムで携帯からアップしましたが、長蛇の列のわりに進みが速く、整然とした誘導により10分も待たないうちに 5階の受付に無事到着。
チケットを持っていても当日購入でも、まずはここで受付です。
そのまま 5階の工芸菓子の展示から見ていく人が多い中、混まないうちにと先に 2階の
喫茶室へと向かいます。
最初に
教本の購入。
技術指導部のシェフ48人が2個ずつ作られた華やかなプチガトーの断面図つきレシピ(計96個♪)が掲載されている『
SWEETS COLLECTION 2008』は、オールカラーのとても美しい本。
3,800円のところ、会期中特別割引価格で購入できます。
表紙は昨年までは
マルメゾンの大山栄蔵シェフ作でしたが、今年は趣向を変え、大山シェフコーディネートで、各シェフのプチガトー勢ぞろいという賑やかさ。
この写真を見て、どれがどのシェフ作か当てるのは楽しい
2階の喫茶では、この教本に登場する(表紙の写真の)プチガトーがいただけます
常に全種類揃っているわけではなく、売り切れると次のシェフのケーキを補充という形です。
ショーケースにはお菓子の名前と解説が書かれているだけで、どのシェフのものかは店名の書かれたエチケットやチョコレートがのっていない限り、見分けるのは難しいでしょう。
先に教本を買うと、憧れのシェフのケーキを探したり、普段遠くてなかなか食べに行かれないお店のケーキを選んだりするのに役立ちます。
また、食べながら中に入っているのは何?と調べたりも♪
写真右の本は、3階会場で購入した
林原商事の『
TREHA BOOKトレハを知り、糖を知る-洋菓子編-』
喫茶入口でお当番のシェフに記念のサインをいただきました
食べたケーキについてはまた後日。
コンテスト作品が展示されている4階、5階の会場の熱気はすごかったですよ~。
熱心に工芸菓子やグランガトー等の作品に見入り写真を撮っている若者たちの中に、将来の日本のお菓子業界を背負う実力を持つ「トップパティシエの卵」がいるかもしれないと思うと、わくわくしてきます。
今年から登場した「
ピエス・アーティスティック部門」は、市販のお人形ケースのような“電車で持ち運べるサイズ”のアメ細工。
小さいケースの中に工夫をこらした作品が展開し、その細かさ、発想の面白さに目をひかれるものもありました。
中には本当に残念なことに、
破損してしまったものもいくつか見られました。
欠けてしまったもの、バラバラになってしまったもの…。
ケースの前に完成時の写真が貼ってあり、ますます悲しさは強まりますが、その破片を見ると、これが現実にもろいアメでできているということが改めて実感となり迫ってきます。
トップパティシエでもコンテストの際に破損でたいへんな思いをすることがあるのはよく知られています。
ほんの一瞬で、長い時間をかけ作り上げてきた世界が崩れてしまう凍りつくような想い…。
本当に厳しい世界の中で戦っているのだということがひしひしと伝わってきました。
悲しさ、悔しさを乗り越えて、また一歩、次にむけて成功する自分を信じて強くなっていってもらいたい…。
と、破損した作品の前で思いました。
現在トップパティシエとよばれるシェフたちには、どれだけのたいへんな努力や経験があったのでしょう。美しく厳しい世界を極めた上での温かい笑顔とシェフたちの創り出すお菓子に心惹かれます。
見所いろいろジャパン・ケーキショー東京 に続きます。
2008ジャパン・ケーキショー東京 レポート 目次
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