テーマ:食べ物あれこれ(49633)
カテゴリ:★東京グルメ
レストラン ロオジエの平日のランチは、想像以上の賑わいでした。
年齢層はやや高め。華やいだ雰囲気のご婦人方が多く、明るい印象。 服装は、お昼ですので気取りすぎず、すっきりとした装いにアクセントの光物といった感じでしょうか。 服をはずして浮いてしまうと肝心のお料理が楽しめなくなってしまいますので、直前まで多少の不安がないでもなかったのですが…普通にキレイな格好で全く問題ありませんでした。よかった~。 アミューズ・ブーシュに続く前菜は、赤や黄色のビーツを使ったサラダを。 2009年11月18日 レストラン ロオジエ 前菜 『ビーツのサラダとパルメザンチーズのムース カカオとピーナッツのテュイル添え』 ちょうど照明の加減で手元が影になる席で、なんだか訳のわからない写真になってしまいました 立ち上がって回り込むわけにもいかず、そこは我慢。 中央の平たい濃い赤がビーツ。薄切りにして半分に折り、パルメザンチーズのムースを巻き込んでいます。 また、黄色いビーツを食べたのは初めてかもしれません。 ロオジエ 前菜 お店全体の主要な色は柳の緑と黄色 丁寧なお料理の説明を聞いた時から、このサラダは色合いが鮮やかに違いないと思っていました。その通りに、赤・黄色・緑と、ポップな元気色が登場。 左側の黄色い塊は濃厚な卵黄の味わい、またサラダの所々に塩気あり、酸味も感じ、さらに右側のクネルは野菜アイスクリーム状でひんやりと冷たい♪ 次々と口の中に忙しく現れる違った食感・温度が興奮を誘います。 これは単純に面白い~! 「ピーナッツをまぶした甘さのないカカオのテュイル」 思わず、どれがカカオですか?と尋ねてしまいました。ついつい目がチョコレート色の瓦状のものを探していましたので。 意表をついて、上にのっている細い棒がカカオ。 甘くないのね~と、カカオマス(カカオ分100%)の強烈な苦さを覚悟しながら、おそるおそるかじります。すると、パリッといかにも軽いぞという音をたてて割れ、口の中へ。 …ほんのり上品な甘みを感じます。細かいピーナッツの軽快な食感ともよくあい、意外な美味しさ。さくさくさく。 カカオマスを口にすると、その後の味が何だかわからなくなってしまうと心配した私が馬鹿でした。ほっ、と一息。 ブルーノ・メナール(BRUNO MENARD)シェフに代わられてから、ロオジエの料理はシャープな(とんがった?)味わいに変わったという感想をいくつか目にし、どんなお料理なのかと想像していました。 確かに和の素材を積極的に使われたり、色々な刺激があったりしますが、思った以上に親しみやすく食べやすいお味。攻め込んでくるというよりは、こんな素材がフレンチになるんですよ、面白いでしょ、と語りかけられているように感じます。 パンはというと この中から好きなパンを選びます♪ どれも美味しそう! 一番左のいちじくのパンに惹かれます。三人とも迷うことなくそれを。 いちじくがごろごろと入っているのではなく、姿は見えないのにいちじくの味。練りこまれているのでしょうね。 ああ…全種類食べてみたい。 事前に食べログで下調べをしましたら「デザートの量が多いので、パンを食べ過ぎると最後にお腹がきつくなる」という意見が。 それを参考に、ここはぐっとこらえて2つにしておきます。 メゾン・カイザーへの特注のパンのようですね。 バターは有塩・無塩の二種類。 区別するために有塩バターの上には塩の塊が、無塩の方には彩りに赤いパプリカの粉が、ちょこんとのせられています。 こういう細やかな配慮が嬉しい。 眠気ざましに使えそうな、小気味よいガリガリバリッという音が頭に響く、個性的なお味の海苔のバゲット。 これをお料理の一番最後までおいてしまったのは失敗でした。 二口三口残っていたバゲットを口にすると、強い磯の香り?が、メインのお料理の後口をかき消してしまい、余韻に浸る時間があまりにも短かった! フレンチのお料理の最後に残る海苔の香り…。ちょっとマヌケなことに。 今回ご一緒したのは、ヴェルデさんとお友達。 夏の終わりに、静岡からいらしたヴェルデさんと、下高井戸のル・プチ・リュタンでランチ、ノリエットでケーキをいただいて以来の再会です。 彼女たちとのおしゃべりは本当に楽しい!時間がたつのがあっという間に思えます。 ロオジエ訪問の動機は、ミシュランの三つ星めあてという訳ではないんですよ~。 それよりも、このブログでも何度かご紹介しているパティスリー スリールの岡村尚之シェフが、以前ロオジエの製菓長をされていたからです。 岡村シェフのデザートが本当に素晴らしく、そのご出身のロオジエとはどんなお店なのか、訪ねてみたいと思ったのがきっかけ。 ヴェルデさんたちにその話をしたところ、とんとん拍子に話がまとまり、早い時期に予約を。 岡村シェフにロオジエのことをお伺いすると、シェフがいらした頃はワゴンデセールでしたが、今は大幅に変わっているとのこと。 というわけで、三つ星レストランのお味はもちろん楽しみですが、じつは最大のお目当てはデザートです ちょうど私たちがランチに訪れる前日、ミシュランが来年度の出版会見を開き、星つきの店を発表。 ミシュランガイド東京(2010) は、なんと本日(11月20日)発売ということで、妙にタイムリーな訪問になってしまいました。 ロオジエは連続して三つ星 を獲得。 ちなみに2010年度は、三つ星11店、二つ星42店、一つ星144店の大盤振舞い。 フランス料理の三つ星はロオジエの他は カンテサンス と ジョエル・ロブション。 残りの三つ星は全て日本料理(寿司を含む)です。 ミシュランガイド東京(2010) レストラン ロオジエ RESTAURANT L'OSIER ブルーノ・メナール(BRUNO MENARD)シェフ 東京都中央区銀座7-5-5 03-3571-6050 営業時間 デジュネ12:00~、 ディネ18:00~ 定休日 日曜、祝日にあたる月曜 ※完全予約制(電話) 二日前にリコンファーム(確認電話)が必要 ドレスコード 昼夜ともに男性はジャケットが必要 ジーンズ不可 全席禁煙 東京メトロ銀座駅 B6出口から徒歩7分 JR新橋駅、東京メトロ新橋駅 5番出口より徒歩7分 駐車場10台あり 次は スープとメイン に続きます ☆☆☆ ロオジエのランチ もくじ どんなスープかな~?と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[★東京グルメ] カテゴリの最新記事
|
|