カテゴリ:タイ人と遊ぼう!
「大晦日、なにがなんでもなんかしよう」と、鼻息荒く決意をともにしていた、●●みねぇさんから「大晦日なんだけどさあ、英会話学校のタイ人たちと遠足に行くんだけど、一緒に参加しない?みんなタイ人なんだけど、で、みんな15歳から20歳代でうちら浮くくらい若すぎるんだけどだ、どぅよ?」と電話がかかってきた。
ふへ?大晦日って酒飲んでパーティーするもんじゃねえんでげすか? そんな夜のみの行動を想像していた不健康なあたしの想像を覆すその提案。 タイ人のおこちゃまたちと遠足。・・・父兄気分を味わってみるのも乙なもの? そんなこんなで、待ち合わせのサパーンタクシンには、リュックを背負ってやる気まんまんの元猿岩石有吉似をはじめ、お菓子を買い込んできゃっきゃとはしゃぐタイ人の若者が集結。 「なんか浮いたかっこできちゃった」とのたまわっているは●●みねぇさん、暑いこの日に溶けるんじゃないかと心配してしまう、タイツ、ブーツ、ショートパンツ。大丈夫なのか?遠足にそんなセクシールックで。 で、タイ人だから約束の時間に遅れるだろうと思ったけど、1人をのぞいて全員集合しているのもえらい。 そしてかわいらしい日本人女子も、もう1人。 「で、なんで1時間もここで待ってるの?」「一人来てないんですよ」「おいてかないのかな?」・・・ そんなまったりムードをぶち壊す「おーい!」というタイ人特有の突っ込む時に発する(うそ)?声の中、現れたなよなよした男。 「重役出勤だよ!」とつぶやくあたしに「あの人、シンガーなんですよ」ともう1人の日本人。・・・へ?こんな人、し、知らない。 でも言われてみれば、相当の美形。でも走り方がなよなよしてるし、「あははー」と謝りもしないし、顔が汗が気になるのか小型扇風機を顔に向けているあたり「カマ??」 「いや、なよなよしてるだけでカマじゃないみたいですよ」 ・・・正直どっちでも関係ないキャラなので、どっちでもいいです。 とりあえず出発。しかしここで彼にはすでに「重役」とあだ名をつけていた。 集まったタイ人、すべてが強烈なキャラで、明るく、そして優しく、親切。恐らく年寄りを労われと教育された良家の子女たちに違いない。 しかも有吉リーダー、イラスト付のすばらしいしおりを皆にくばり、この遠足のスケジュールを発表。なんでも最後はカウントダウン、セントラルワールドプラザなんだとさ。 しかしアダルト2人は、川沿いで花火でビールと決めていたため、夜の部は脱退予定。 だってディナーはMBKのフードコートって書いてあるんだもん。それにセントラルワールドは帰るとき、混み混みでタクシーも拾えないと聞くし。 というわけで、まずはチャオプラヤエクスプレスに乗り込み、目指す最初の寺へ。 むちゃくちゃかわいいのに歯の矯正のブリッジ中の女の子がいるんだけど、●●みねぇさんいわく「タイの子ってブリッジをわざとおしゃれでやってる人がいるんだよ」だって。そういやこの子、ピンクのブリッジしてる。 ええ?ブリッジがおしゃれなの??? お国変わればずいぶん違うんだなあ・・・。 なぜかこの日はめちゃくちゃ暑く、カメラ向けるととびはねちゃうこの若さについていけるか一抹の不安を感じつつ、ワットキアンというお寺の船着場で船を下りてスタート。 その後ものすごく有名だという寺、WatSangatanへ。 なんか・・・建物がすごいの。近代的で。おまけにファラン(欧米人)や普通に髪の長い女の子が白い服を着て瞑想してる。 一瞬「もしかして変な宗教の寺?」と疑問がわくけどそうじゃないらしい。 有吉リーダーいわく、宿泊して祈れ、それが全てタダなんだと。だからそういう修行をする人が多いのだとか。かなりの高僧が建てたお寺のようで、どうも解釈的に男子しか出家できないというようなことより、全ての人に門を開いているようなお寺なのかもしれない。オブジェも個性的だし。 うへえ、生活に困ったらここにこようかな。 で、高僧はこんなに素敵な住まいに住んでるんだって。すごくない?まるで高原のリゾートみたい。 で、すごいのは有吉リーダー、乗り合いバスをチャーターしていた。「お腹へりましたか?次はランチですよ」と、微笑みながらアテンドしてくれる。うーん、すごい、遠足とはいえここまできちんとしてくれると気持ちのいいものがある。初めて乗るよ、この乗り物のタイプ。ちょっと感動。 みんなでぎゅうぎゅうになりながら、でもレディーファーストなのか、女子はみんな座らせてくれた。えらいぞ、ぼくたち。でも重役は勝手に座っていた。さすが重役。 ボケのリアクションを心得てある種貫禄すら感じる中川家の弟似のキャラや、20代前半にして「おとうさん」という名前がぴったりの男の子、おどおどして「いくつ?」「え、えっと、えっと、じゅ、じゅうろくさい・・・」とはにかんで物影にかくれる有吉リーダーの弟もかなり笑いのツボ。タイ人ってうまれついてのコメディアンなのかもしれん。すごいなあ。 なんと有吉リーダー、ランチはノンタブリーでも有名なおいしいクイッティオ屋を選択していて、さらにすごいのは下見で「本当にうまいのか」確認しにいっていたということ。 みんなそれぞれ好みの食べ方でいただいてて「ガオラオ(スープだけ)にご飯!」とか麺以外の組み合わせのほかバラエティあふれる麺がならんだんだけど、あたしと●●みねぇさんはナムトックのセンレックを注文。 ナムトクとは豚の血入りのスープ。でももちろん血の味・・・鉄みたいな味はしないし、コクがあって、スープはしっかりとしょっぱめ。甘めのスープが嫌いなあたしにはかなりお気に入りの味。入ってるお肉やレバーも臭みなくやわらか。 でもレバー嫌いの女の子にレバーをてんこ盛りにもらい、レバーをひたすら食べる羽目に。 ここでも周りの席のみんなはかいがいしく世話を焼いてくれる。もちろん何もしないと思われた重役も。 ・・・みんなやさしいなあ・・・じーん・・・・ 応援にぽちっとおしてください。ランキング参加中です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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