カテゴリ:うまいっ!タイの飲み処・食べ処
肉食女子の宴が、幕を開けようとしている・・・待ち合わせは日本オヤジが愛してやまない伝説の町・・・ タニヤの日本語がぎらぎらまぶしいBTSサラデーン駅!
肉宴の主催者はおっとり系美女、さっちん。ベジタリアン料理も食べるし甘いものも好きだけど、肉も食べる。そしてそこそこ酒を飲む(笑)。 バンコクでそこそこ酒が飲める友は非常に貴重であるよ。 そんなさっちんが「肉好き友達がもう1人いるからジョインで、ぜひ連れて行きたい肉の店がある!」とパッポンの老舗、そして有名店でもある「ミズキッチン」に連れて行ってくれた。 ってかこれ、去年の7月の話なんだけど・・・(照)。その時のことはリアルタイムでさっちんもアップしているのでご参照あれ。 日本人のおじいちゃまが経営していて、なんと52年。実はもう閉まるのではないか?いや、閉まってるんじゃないか?と噂があった店ではあったが、なんとご健在。娘さんが後を引き継いだようだ。あー、良かった。 タイでやわらかいステーキが格安の値段で食べれると、評判は知っていたけれど、なかなか行く機会は無かったので、「よぉっしゃぁああ!肉食うでぇえ!」と鼻息荒く、パッポンを練り歩くヒヒオヤジたちを突き飛ばしながら(大嘘)お店へ。 うはぁあああ・・・レトロ!
そこにあるのはまるで昭和30年代の古き良き街並みにある小さな洋食屋。肉の脂で煤けた壁、古いポスター、チェックのテーブルクロス。 決しておしゃれでもきれいでもないけれど、なんだか日本人がきたらほっとする店だ。そしてもちろん日本のヒヒオヤジもタイ人美女を連れて憩っていた。ま、土地柄しょうがあるまい。 しかしおやぢたちは優しく「うわあ!素敵~」と叫びながら店内の写真を撮りまくるあたしを、「あ、そうなのね」という表情で見守っていた。タイ人美女は引き気味だ。てへっ。 メニューのハゲ社長がヒヒ社長ではないことを心から祈ろう。しかしメニューをうかがっているシェフが微妙に邪悪な微笑みを浮かべているように見えるのは気のせいだろうか?そしてどうして2本の手が親指を立てているの?なかなかシュールなタッチでこれも良し。
で、仕事で遅くなるお友達到着前に、先に「肉宴」を始めることにした我ら。 定番の「サリカステーキ」、そして心引かれる「テールシチュー」を注文。どちらにもサラダ、パンがついて200バーツ程度だったと記憶。こんなに安くて本当に美味しいのか。一抹の不安がよぎる。 さらに・・・ じゅうじゅうの状態でやってきたサリカステーキにナプキンでよけろとのアドバイスも無く、問答無用に醤油ダレをびしゃっとかけるタイ人おばちゃんに「ぎゃー!」とびびる。 醤油ソースを散々はねさせられようが美味そうなものは美味そう!バターも乗ってるから、香ばしいバター醤油の美味しい味付けでいただけるぞ。
肉をいただいてさらにびっくり。脂少な目の赤身肉だけど、とってもやわらかくて、レアにしているだけに肉汁たーっぷり。 なんていうんだろう。霜降りでまったりとした味を楽しむのもいいけど、しっかりとした牛肉の美味しさを再認識。そう、牛肉はワイルドでなければ! 赤身だけにヘルシーだとも思う。添えられたマッシュポテトも滑らかだし、にんじんもやわらか。ただ、このほうれん草、タイほうれん草と在住の日本人の方は呼んでいるようで、日本のほうれん草のように癖のないものを想像するとちょっと違う。若干癖があって、春菊とほうれん草のあいのこみたいな味がした。でも、このバター醤油のソースにひたひたして食べるとおいちい! そしてお次は・・・うぉおお!テールシチュー!
シチューうまい!たっぷり野菜も入ってるしまーったりとしたコクがある! そして、お肉はとろんとろんに煮込まれていてたまらーん! ぶよぶよのパスタが添えられているけど、シチューにはアルデンテより、これくらいのパスタでもいい感じ。 その後さっちんのお友達(香里奈似の美女)も到着して、サリカステーキを味わい興奮した後、「まだいけるよねー」と3人で目をぎらぎらさせ、メニューを物色。 まだまだ肉、いける、酒いける・・・。 当然ステーキには赤ワインと、グラスワインを頼んでいたのだが、先ほど醤油のソースをいやってほどはねさせてくれたおばちゃんが「ボトルで頼んだ方が安いわよ、450バーツ。」とぽつり。
なにー!450バーツのワイン?タイのスーパーで売ってる安いワインの値段と変らないじゃん!?
「でもどこのワインかなあ」「まずかったりして。」 おばちゃん、「スペインのワインよ」とわざわざビンを見せてくれた。あら、良さそう。 えーい、注文してしまえ!と頼んでビックリ、普通にうまい。前でのジャズバーの一杯380バーツにサービス税で400バーツ越えのワインよりはるかにガツンと濃い目のワイン! いいじゃんいいじゃん!こりゃもう、このワインにはやっぱし肉でげしょ? ってわけで、我々はやっちまいましたよ。Tボーンステーキ! 「いいじゃん、3人だし」「そうだよね!3人だもん」「ボトルワインたっぷりあるしねー!」 がつーん! こちらも肉そのものの味がする、例えて言えばアマゾネスな味。 タイのわりには柔らかく、美味しいけど、やっぱサリカステーキの方が美味しいわ。 とか言いつつぺろっと平らげましたとさ(笑)。 パッポンのど真ん中で、男と女の人間模様を眺め続けて半世紀以上も営んできた老舗・・・これだけ美味しかったら愛されて当然だと思った。 いやー、サリカステーキ・・・忘れられない味だわー。バンコクで肉が食べたくて仕方がなくなったら、パッポンのヒヒオヤジを投げ飛ばしながら行ってほしい名店です。 だってスペインのしっかり味そこそこ美味しいワインがボトル450バーツって・・・タイで1300円程度でボトルワインが飲める店は、自分の頭のデータにはなかったよ! で、気がついたら肉とワインを楽しみながら、ぺちゃくちゃおしゃべりが弾み、BTSの終わる時間まで過ごしてしまった(爆笑)。 さっちん。伝説のステーキ店に連れて行ってくれてありがとう。お友達にもよろしくお伝えくださいな♪
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