~とりかわ権兵衛 お肉の祭典(?)~ 松澤屋定例勉強会 Part5
もう11月・・・すっかり寒くなりましたね~。長きに渡る猛暑がようやく終焉を迎え、赤ワインが美味しい季節となりました!いつもは白ワインばかりのわたくしも、久方ぶりに赤ワインを飲みたいな~と思いましたよ。ということで、ちょうど良く赤ワインのリポートの順番が来ました!っていうか、リポートの間が空きすぎて、皆様、いつのリポートかわかりませんよね~9月に行ったとりかわ権兵衛さんでのリポート赤ワイン編です。まずは「ドメーヌ フォレ ブルゴーニュ ピノ ノワール 2008年」フォレと言えば現在では必ず枕詞のようにと言われております。・ ドメーヌ フォレは「ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ」に隣接している・ ロマネコンティ社は自社畑のゴーディショをラターシュに編入させた・ ほどの曰く付きで極僅かしかないあの1級ゴーディショの持ち主の一人「有名人のお隣さんで素晴らしい畑持っているのね、すご~い」という感じですがそれに加えドメーヌ フォレのゴーディショの畑はLa Tacheの中心部にありLa Grande Rueに隣接した好立地。そして年産500本程度しか造られない稀少品でありながらいつも10,000円前後という素晴らしいお値段で提供してくれる為なかなか手に入りづらいということで人気のある造り手さんなのです。そんなドメーヌ フォレ。ワインの造りは至ってナチュラル。殆ど補糖もしない、亜硫酸も最低限。無濾過で瓶詰め。新樽の使用率も軽減し、ダブル・バリック(500L)などを使い果実味を綺麗に出しつつ、柔らかく樽の風味がつくという造り。フォレを飲めばその年の葡萄の作柄が良くわかる・・・そういう造りをしています。さて2008年はどうなのか・・・。それではテイスティングコメントをどうぞ● 2008年フォレ ブルゴーニュ ピノ ノワール 価格 2,150円(税込)[商品CD]40153738 赤 750ml[AOC]ブルゴーニュ中目スパイス、石や土などのミネラル感あり。ほんのり甘くスモーキーな香味があり、赤い果実の酸味とベリー系の果実味が相俟って程よいボディで今現在既に美味しい。ヴォーヌロマネらしい芳香にニュイのミネラル感の融合といった味わいでした。橋爪赤いベリーの香りと果実味、スパイシーなニュアンス。バランスが良く、今の初々しい果実味の出方がとても美味しい。ヴォーヌロマネのテロワールと判り、自ずと2008年の出来のよさを象徴していると感じる。近松とっても綺麗なガーネット色。シダー・赤身肉・苦みのあるザクロジャム。植物的な青さが開けてすぐあるが、スワリングで溶け込んでしまう。時間と共にスパイシーさが増して、スーボワの香りも広がる。現在すでにバランスが取れ始めている。ヴォーヌロマネの要素が強く感じる。潤子明るめ苺キャンディー色。色合いからとフォレの果実味豊かな印象からよりも、ボディがしっかりしいてややまだ硬さが感じられたが、タンニンが胡麻油風味のドレッシングがけ牛のタタキと良く合った。高橋明るく輝きのあるルビー色。いちご、ラズベリーなど甘酸っぱく可愛らしい果実の印象そのままのチャーミングなワイン。時折香る、スパイシーさが小悪魔的かな?!試飲年月:2010年9月総じて皆の印象も良く、個人的にもフォレの中ではとっても良い出来と感じました。まずはこのフォレのACブルゴーニュを飲んでその年のブルゴーニュの出来を是非感じてみてください~グランヴァン 松澤屋中目 千明