伝える7
私が2月19日に下書きをして、そのままになっていた記事です。 担任の先生や、家族にどんぐり倶楽部のことを伝えたいと思い、試行錯誤していたときの作文です。 --------------------------------------------------------------どんぐり倶楽部のことをまったく知らない人や、どう信じていいかわからない人に、どうやってどんぐりを伝えていますか?私はいま、このことでとても悩んでいます。自分は、わかっているつもりでも、例えば、「どうして学校の宿題をしなくていいの?」「やるべきことはやるほうがいいんじゃないの?」なんて聞かれた場合どうやって説明したらいいのか。私が知っているのは、糸山先生の長年の経験則や、関連分野の緻密な研究によって導かれた論理です。が、私が積み上げたものではありません。だから「わかって」いるわけじゃない。 だから「このまま高速計算を繰り返すとどうなるか」も未知であるし「漢字は読めて意味がわかれば」いいのだろうと思うけれど、ほんとうにそれでいいのか、実際のところ、わかりません。たぶん、いいんだろうな。計算は正確ならいい。漢字だって「読み」「意味」さえわかれば最後に「書き」の順でいいんだと思う。 でも。 自分が経験して、自分で理解したことじゃないから、なんだかうまく伝えられない。---------------------------------------------------------------- この後が書けないまま、寝てしまったくらいw、すっかり袋小路にはまっていたのですが。 私は、大事なことに気づけていなかった。先生の言葉をそのまま、自分の言葉として伝えようとしていた。だからムリがあったんです。 単純な話で、笑っちゃうかもしれませんが。短い間の子供や自分の変化を汲み取り、そこを伝える。わからないことはこの部分は私にはわからない、と認め、必要ならそこも伝える。「これは糸山先生の論理」「これは自分の解釈」、とはっきり分ける。 分けて考えることで、さらに自分がわかっていることと、わかっていないことが、見えてきました。 どんぐり倶楽部の理念を、例えば、まったくどちらを向いて子供と接しているのかわからないような先生に対しては、最初からすべてわかってもらおうとするのがムリっていうもので、とりあえず、「まずは、 一石を投じる」くらいのつもりで、いいんじゃないかと。 もちろん、最終的にはわかってもらうというゴールを設定するのですが、最初から全部わかってもらうの、難しいですよね。だから、単純なことをひとつひとつ、自分の言葉で、真剣に伝えるのがいいんじゃないかと私は思うんです。 「子供の様子に疑問を持ちました」「私も迷い、悩みました」「迷っているときに、どんぐり倶楽部に会いました」「もしかするとこれが、探していたものかもしれないと思いました」「実践してみました」「まず、私が変わりました」「子供が、変わりました」「先のことはわからないけれど、これでいいのではないかと思っていて、このまま続けていきたいと思っています」……。 おそらく、ここで大事なのが、これらひとつひとつについて、わかってもらうのをゴールに見据えて伝えるということです。「どうせわかってもらえない」と思っていては絶対伝わらない。担任の先生にも、どんぐりをわかるチャンスがある!と信じて真摯に伝えること。これが、相手を尊重する=リスペクトするってことなのではないかと思います。 もう少し、続けようと思ってます。