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カテゴリ:海外
今朝いつもの通勤電車、05:38池袋発の丸ノ内線に乗ったところ、早朝なのに珍しく混んでいました。
よく見ると、車内には総勢15名以上の「フランス人」観光客の一団が乗り込んでいて、まだ日本に到着したばかりなのか、朝からかなりのハイテンションでおしゃべりをしていました。 それぞれの手には「Tokyo」とか「Le Japon」といったガイドブックを持っていて、何やら東京の各観光名所をチェックしている模様・・・。 でも、こんな早朝にどこに行くんだろう?、というギモンが付きまとっていました。 普通は「始発のぞみ号で関西方面へ」とか「混雑する時間帯を避けて鎌倉方面へ」というふうに考えますから「東京駅」で下車するかと思いきや、一団は「銀座駅」で下車していきました。 その先は乗り換えるのか、それとも改札を通って外にでるのかは分かりませんが、銀座でもそんな朝早くやっているお店はないと思いますし、外国人向けの都内観光バスの集合時間だってもう少し遅いはずです。 考えれるのは、日比谷線に乗り換えて「築地駅」へ向かうのかなぁということです。 やはり早朝からやっていると言えば「築地場外」の"マルシェ"を見学したあと、プティ・デジュネを食べることでしょうからねぇ。 5ユーロでお釣りがくる、「吉野家」の牛丼もウケるかも・・・。 こういうとき、もしフランス語が出来れば会話の一つでもして、コミュニケーションがはかれるのにぃって思います。 さてさて、ドメーヌ・シュブロを後にした私達は次の滞在先であるワインの街、ボーヌ(Beaune)に向かいました。 ホテル(今回の旅行で一番節約した宿です)にチェックインする前にスーパーマーケットのCasinoというお店で軽めのランチ(パンとハム程度)を調達して、それをホテルの部屋で食べました。 その後、ボーヌの街を散策するために、ここでも和服に着替えて歩き始めました。 まずは「Hotel Dieu」を見学しました。 1443年に建てられたものだそうですが、日本はまだ応仁の乱より前の室町時代ですねぇ。 初めは貧しくて病気になっても治療できない人達を収容して共同生活を送る慈善施設から始まったようですが、寄付・寄進が集まったことなどから設備・施設も立派になっていったそうです。 独特の屋根模様はフランドル地方から伝えられたもののようです。 施設運営についてはもちろんキリスト教の精神に基づいていたようです。 内部施設の至る所に、宗教的な色彩が色濃く出ている装飾が多く見られます。 画像はワインをテイスティングする際に使用するTASTEVIN(タートヴァン)です。 この「オテルデュー」に寄進されたものの中にワインを造るブドウの木が多く含まれていました。 現在でも数十ヘクタールのブドウ畑を所有していて、毎年ワインを製造しているようです。 こちらで造られたワインは「Hospices de Beaune」(オスピス・ド・ボーヌ)というブランドになって流通しています。 このワインは毎年オークションが行われて、世界中のバイヤーに競り落とされていきます。 聞いた話しでは、樽買いすれば「オスピス・ド・ボーヌ」のエチケット(ラベル)に好きな名前を入れることが出来るみたいです。 オテルデューの入口を背景に和服を着たヨッパー夫婦の記念撮影をしてみました。 デジカメのセルフタイマーですが、こういうときちゃんとした三脚があると、もっとよい写真が撮れると思いました。 一通り歩いてホテルに帰る道で1軒のチーズ屋さんを見つけました。 「アラン・エス」というお店ですが、店の前を通るだけで強烈なチーズの匂いが漂ってきます。 チーズばかりではなく、ワインや世界中のスパイス、コーヒー・紅茶、他フランス料理には欠かせない食材を扱っていました。 美味しそうなチーズがたくさんありましたが、まだまだ旅行途中でお土産にすることはできないため、結局購入することを断念しました。 この日のディナーはシュブロ・かおりさんに教えてもらった「カーヴ マドレーヌ」というビストロで食べました。 この続きは次回へ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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