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テーマ:韓国!(17020)
カテゴリ:絵日記三昧
昔、昔、幼少の頃、素敵なシックな番組があった。 中村八大氏が作曲し坂本九が歌を歌った。 そこで生まれたのが、上を向いて歩こう。 作詞と演出を手がけたのが永六輔さん。 今は、こんなセンスのある楽しい番組が少ない。 その永六輔さんは、知らない町に行くと 隅々まで歩いてみないとそこで眠れないという。 僕も同じ性向ある。 潮岬の町も、能登の町も隅々まで歩き回った。 ウイーンでもリスボンでもナザレでも。 音楽の聴こえる店があると途中で沈澱することはあったけど。 今、みなとみらいで仕事始めて横浜をすこしづづ探検。 いくばくかの収穫が得られつつある。 まずは桜木町でユーラシア協会を発見した。 ハバロフスクなどから来ているロシア人とロシア語を語り、 バラライカやボルシチパーティを楽しんだ。 次に編成したのが、伊勢崎町探検隊。 隊長1名、いまのところ隊員はなし。 横浜の多国籍文化を象徴する伊勢崎町は、不思議な町。 住んでいる韓国人、中国人向けのたくさんの店がとてもいい。 寝酒に飲むと熟睡できる紹興酒が多品種、半額以下。 キムチ鍋のもとの、練り味噌もわずかな金額でたっぷり。 先日、鳥鍋に大匙5杯入れてみたら本格的な美味さが味わえた。 韓国語を学びたい人には、韓国のメロドラマのビデオがいい。 棚いっぱいあって、買取で200円から350円。 僕は、言葉がわからないので セクシーなラブストーリーをと、試みに2本買った。 帰って見ると、ラブストーリーからストーリーを取った、 ラブだけの「見ごたえのある」ものではあった。 でも、男優も女優もみなやはり格好良かった。 また、伊勢崎町には多国籍なクラブがいっぱいある。 アゼルバイジャンでロシア語を学んだ僕は、 純粋な「語学研修」の目的から ロシア娘の美しい写真が飾られたクラブにて「ロシア語実習」を行った。 入ってびっくり!わずか一時間3500円で飲み放題にもかかわらず 揃いもそろって美しいロシア娘ばかり。 その中の一人の娘ユリアといろんな話をした。 こちらは片言のロシア語、向こうは片言の日本語で・・。 その顛末を森鴎外の舞姫風に述べるなら 「汝、麗しき乙女よ、家族は何処に住まいしや?」 「シベリア中部のウラル山脈の南のいと寒き小さな町なり」 「なべての人々の一月の給与、いくばくかや」 「おおよそ1萬円そこそこなり」 「汝、ここに職を賜りていくばくの糧あるや否や?」 「旅費、住居費を支給されて残るは僅か5萬円なり。 勤務は19時より朝方4時まで。 運動せざるために太りゆく娘ら、いと多し」 「かっての大統領で誰を好きなるや?」 「有能なプーチンなり、エリチンはアル中で無能なりし。」 「わが大和の国では、ゴルバチョフの評価大なるが如何?」 「ロシアでは人気なし。十分な準備なく改革為した故に 銀行倒産して預金を失したもの、給与をもらえなくなりしものあまたあり。 地方の貧しき町への豊かなモスクワからの優遇処置も打ち切られ わが住まう町も大変な目に会いけり。」 とまあ、こんな会話を交わしていたら あっと言う間に1時間は過ぎてしまった。 第1回伊勢崎町探検は、かくして第1回目の踏査を終えて、 ここに報告するものである。 異文化に対する包容力と探究心豊かな探検隊員、募集中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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