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テーマ:海外生活(7788)
カテゴリ:絵日記三昧
簡単な方法がある。 名付けて「クレヨンコミュニケーション」 道具に凝るなら銀座8丁目の画材店、月光荘の特製クレヨン。 ピアニスト中村紘子さんのお母さんの店、素晴らしいクレヨンです。 でも100円ショップのクレヨンでもコミュニケーションには十分。 海外の広場で居酒屋でたまたま傍にいた人を描くだけでいい。 すぐに、たくさんの人の輪ができる。 人を描くだけではなくて、 相手にも、描かせると、特に子供たちはとても喜ぶ。 絵の上手、下手は関係ないよう。 顔の輪郭と目さえよく見て描けば大体似るものです。 絵を描きあうだけで、心が触れ合える。 地中海のジブラルタル海峡を渡る船の上で、 走り回る可愛い女の子がいた。 港の風景を描いていたら、ちょこんと隣に座って覗き込む。 風景よりも、この子の表情が魅力的だったので、早速描いて友達になった。 ![]() ヨーロッパの子はなべて日本より生き生き伸び伸びしている。 屈託なくて明るくて人懐っこい。 スペインの広場でも、アゼルバイジャンの広場でも 大勢の子供たちに囲まれた。 いつも子供はただで描いてあげるが、大人の時はあまりたくさんに 頼まれないようにワイン一杯と言うことにしている。 スペインを長期に旅したとき、絵を描いて稼げるか試してみた。 モンマルトルの絵描きは20分くらいかけて1枚6000円だったが、 僕は描くのが早く5分くらいなので1枚1000円にした。 パンプローナの牛祭りの時、お母さん達に頼まれて1時間で8人描いた。 一日分の旅の費用は稼げそうだった。 ヨーロッパの広場では、音楽学校の学生が バイオリンを弾きながら旅の費用を得て旅している。 イギリスの若者がバイオリンひとつでスペインを 2年間旅した旅日記を読んだ。 時はスペイン市民戦争が勃発する直前。 既存権力が崩壊し、新しい国を創ろうと言う 市民革命を夢見た人々と、心の交流をしながら。 しかし、結局、フランコの軍隊が国中を蹂躙し 多くの友人たちは殺されたり逮捕された。 彼はイギリス軍艦に助けられて本国に帰還した。 しかし彼は観光旅行では得られない さまざまなな出会いと貴重なな体験をしていた。 いつか、そんな風にして数年海外を旅してみたい。 ツアーの名所旧跡の観光旅行ではつまらなくなった。 小さなボンゴ風の車を買って、コンロと毛布を載せて。 ヨーロッパをアイルランドからハンガリーまで。 毎日何が起こるか予測できない旅してみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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