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水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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水彩画人 俊介

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カテゴリ:絵日記三昧
これまで、いろんな人と酒を飲んだ。

そんな酒の席で、ある人が問うた。

「どんなお酒がおいしいですか?」


「酒の美味しさは銘柄ではないのです、

その時飲んだ相手で決まるものです。」

これは、岡山の日展の画家、三宗千恵子女史の言葉。

まったく、そのとおり!  名言である。



この方の画室では、美味しい酒を何度も飲んだ。

備前の陶芸家柴岡紘一氏は、備前の珍味を持参。

それは、その朝、冷たい冬の川に入って捕ったと言う川蟹。

大きな鍋に生きた毛蟹を入れて酒をかけて蓋をして数分。

甲羅以外は全てバリバリ食べれる美味な蟹だった。


さけ



同じメンバーである時、下津井の由加山に花見にいった。

花の下で句会を開いたり、楽しい酒だったが、

八方破れの石の彫刻家 流政之氏がいた。

燃えない岡山県人をもじって消防署の前で

「燃えろ、岡山」を合唱した流政之氏。

銀座日動画廊であった3人目?の奥さんは銀座のママさん。

日経の私の履歴書で名文を残した。

全国の若者と飲んで村興しの石の傑作を各地に残した。

江差の石像が有名だが、飲みっぷりも豪快だった。

倉敷の美観地区の旧家、吉井旅館の女将さんとも良く飲んだ。

娘さんのピアノ、友人のチェロとテノールの夕べには、私は絵での記録係。

女将さんは、若い芸術家に、人気があった。

「○○さん、すぐいらっしゃい。今、いい仲間で飲んでるから。」

かけつけると、土壁がむき出しの寒い貧しい部屋に

倉敷の若手陶芸家や彫金家が集まっていた。

熱気のある芸術論議が酒の肴だった。


そして、翌日、倉敷の一流料亭、吉井旅館の玄関には、

その若手の花瓶に桔梗が一輪添えてあった。


さて、先週は、九州の長崎まで、おいしい酒を飲みにいった。

九大ワンダーフォーゲル部で同じ釜ならぬ

同じ飯盒の飯を食った仲間。

夏合宿。雨にたたられて、九重の草原で冷雨に濡れながら、

食べたカンパン15個の昼飯の思い出。

質素だったが、そんな時は甘くておいしかった。

さて、今回の合流場所は長崎の多良岳。


一日目は、マドンナを加えた同期4人でテニス6試合。

二日目は、雨の中、多良岳の修験道を歩いた。

美味しかった酒は、山から降りて、新緑のあずまやで飲んだ麦酒。

年月を経ても、まったく変わらない口調、弁舌で、飛び交う会話。

自分が昔のままでおれる居心地の良い空間。

当時、私は、クラブの音痴の歌唱指導係。

ひさしぶりで、山の歌をうたっていたら、

懐かしい歌を思い出した。

 その歌は 「あの日にもどりたい」 

九州から帰った今の気持ちとぴったりの歌詞。

  「暮れかかる都会の空を 想い出はさすらってゆくの

    光る風 草の波間を 駆け抜ける私が見える

  青春の後ろ姿を 人は皆忘れてしまう

    あの頃の私に戻って あなたに逢いたい」
















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Last updated  2005/05/31 12:05:22 AM
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