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カテゴリ:絵日記三昧
今年、国が組んだ予算は、その倍の80兆円。 そうやって12年分の税金960兆円の借金を使い込んでしまった。 議員を半減し、役人を半減し、予算を半減するのが唯一の解決策。 なのに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 年金に回すお金も、福祉に回すお金も、10年前に、 とっくの昔に底をついていた。 マスコミはなぜか、こんな深刻な事態をほとんど報道しなかった。 なのに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 首相は先頭きって節約案を練ることにしたそう。 この難題をじっくり考えるために、 つい最近、首相官邸を80億円かけて豪華に新築した。 移動中も静かに考えられるよう首相の公用車も 6500万円の新車の購入を予算化した。 財務省は恥じて節約予算を組もうとして会議を開いた。 そのランチ代は・・・1人7千5百円だそう。 きっと素晴らしい案がでるだろう。 ほんとうに鈍感な日本人。 不思議な国である。 官僚は発注予算を企業に不正に伝えることを手土産に天下りする。 企業は、談合して、予算ぎりぎりの高値で受注する。 川鉄という鉄鋼一社でも天下った役人は、600人いた。 談合企業は、受注の見返りに働かない役人を雇う。 最低10万人以上養っているだろう。 そのために、世界一高い、橋、道路、鉄道使用料を払わされる国民。 それに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 国の将来を憂う真の政治家が皆無な無能なな政権。 それを支えて税金を私物化する官僚と財界。 肥大化した無謀な予算を正常に戻そう。 と論じる良識者は誰一人いない。 政財界、こぞって税金を搾取し国を滅ぼしている亡国の民。 それに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 そうやって、47社が40年以上続いた談合で、国民の税金の損失は NHKの試算では、少なく見積もって年間600億円。 10年間で、6000億円が不正に大企業に詐取された。 これは官僚が仕掛け企業が迎合した巧妙に仕組まれた巨悪の詐欺罪。 今回の橋梁談合は、逮捕された幹部が個人的にやったことではない。 企業のトップも、重々承知した企業の組織的確信犯である。 橋梁談合は、入札を八百長し税金を盗み取った悪質な企業犯罪。 野球で八百長すれば、球界から永久追放。 税金を八百長して略奪したら、社会から永久追放が筋。 しかも1年に少なくとも600億円と言う巨額な犯罪! 西武の堤義明社長は、有価証券法の虚偽違反程度で逮捕された。 虚偽報告で、相続税を払わなかったが、盗んだわけではない。 なのに、談合は600億円を不正に盗み取った企業。 その社長らが逮捕されていない。 マスコミが真の責任者は社長だと言うかと思ったが、 テレビ報道はどこも黙して、談合は必要悪であると、 マスコミ自体がスポンサーの火消しにやっきになっている。 それに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 国土交通省は、談合企業を入札停止とした。 しかし、もともと、談合を仕掛けたのはこの国土交通省の役人。 天下ったOB達に入札価格を教えたのは他ならぬこの国土交通省。 川田工業は、談合幹部を解雇した。 川重は、橋梁事業部を切り離すと発言。 いずれも、犯罪の当事者が自分への飛び火を恐れて、 仲間を裏切るような処分に見えてくる。 法が不公平で未整備だった江戸時代すら・・・・ 幕府の公金を600万両も商人が横領したら、 武士ならば、切腹申しつけ。あるいは、 首に縄をかけて市中引き回しの上、獄門さらし首だったろう。 法の前に公正なはずの現代は、実は法の非権力者にのみ厳しい。 それは、法を作る国会議員と、執行する検察の”腐敗”に起因している。 同じ頃、橋本派に1億円の賄賂を送った民間人が逮捕された。 なのに、受け取って、金額を確認した橋本派の3人の国会議員、 橋本、野中らは逮捕されない。 それに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 検察から生え抜きの検事がいなくなり、怠惰な法務官僚が支配し始めた。 最近の検察は、落ち目の人間しか逮捕できないと言う。 検察が腐った林檎のように芯から腐りかけている。 それに異を唱えない鈍感な日本人。 不思議な国である。 このダビデのように、一人で巨人に立ち向かう勇者がいない。 これほど、惨憺たる国家の末期症状に面しながら、 信念をもって正そうとする識者が、政財官に一人もいない。 鈍感な国家 鈍感な首相 鈍感な政治家 鈍感な財界 鈍感な役人 鈍感な検察 鈍感なマスコミ それに異を唱えない”鈍感な”日本人。 不思議な国ではある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/05 07:34:46 PM
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