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テーマ:絵が好きな人!?(4328)
カテゴリ:絵日記三昧
初夏を代表するものは、何? 茂った桜樹の中に見え隠れする紅いサクランボ。 梅雨の晴れ間の、さやかな風の吹く青空。 今回、僕の選んだのは、意外なもの、新玉葱。 玉葱で初夏のさわやかさが描ければ成功だけど。 ![]() さて、初夏の頃は蒸し暑い。 そんな暑さの中でも、食欲がわく、鶏肉の多国籍料理をひとつ。 アゼルバイジャンに一年滞在した時、ホテルの用心棒と友達になった。 テコンドーなどのアゼルのチャンピンの若者。たくましくさわやか。 羊を焼いただけのアゼル料理に少しあきあきしていた頃、声をかけた。 「美味しいものを作ってくれるガールフレンドいない?」 「じゃあ、今週の日曜日に連れていくよ。」 鶏丸一匹とワインを買って、さっそくでかけて行った。 質素なアパートに気立ての良いロシア美人姉妹が出迎えてくれた。 時々のぞくと、本当に質素な台所で、姉さんが作っていたのがこの料理。 用意するものは、鶏肉丸ごと一匹。 鶏肉のいろんな部位の美味しさを知るにはこれが一番。 ケンタッキーフライドチキンでも、そうだけど、 本当においしいところは、手羽でもなく、腿肉でもないところにある。 分厚い包丁でまずぶった切る。 まず、これをフライパンにオリーブ油をたっぷり入れて焼く。 塩胡椒をかけて、重石を載せて、弱火で15分ほどじっくり焼く。 ほろほろと肉がほぐれて、とろけるほど美味しい。 さて、今日はそれを更に改良したもの。 タイ料理のスープの粉末やタンドリーチキンの素など、何でも良い。 最近の気の利いたスーパーでよく探すとMAGGI社などのが手に入る。 僕は、マレーシャやタイに行くとスーパーでたくさん買ってくる。 ![]() 先ほどのこんがり焼いた鶏肉に、ワインと水を少し加え、これを加える。 鶏肉の色と味ががらりと変わる。 スープをかけながら食べると、とろける程美味い。 玉葱でもよい。トマト丸ごとでもよい。意外と胡瓜もよくあう。 僕は、味に深みを増すために、ケチャップも加える。 牛角の焼肉のたれ、ポン酢も少し加える。 韓国の唐辛子味噌を加えると、その辛味がまたうまみを増す。 初夏の至福な夕餉。 言うならば 「アゼルバイジャン風、タイ風、大和風、韓国風、世界一周、多国籍料理」 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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