精神の通院費について
今日は会社を休んで自立支援医療の更新を区役所でしてきた。公費での負担支援制度は昔は自己負担5%だったが、自立支援医療制度になって1割負担になっている。5%というのはかなり昔の話だ。初回の申請は記録に残っていないので分からないが、障害者手帳の申請が平成18年なので、たぶん同じ頃だと思う。そうすると、もう10年以上になる。公費で支援してもらっている額も相当なものだ。昨日は会社での暇な時間に(暇なのがほとんどだが)会社の健康保険組合の組合員向けページで2016年の精神の医療費について調べてみた。医療費総額と健保負担分と公費負担分が分かる。
2016年の精神での医療費の総額は年間約60万円。内健保負担約42万円、公費負担約12万円だった。月額平均だと総額は5万円。内健保負担34千円、公費負担約1万円となる。自己負担は年間約6万円で月額約5千円となる。
やはり健康保険組合に相当にお世話になっている。ただでさえ休職時には傷病手当金を支給してもらっていたのに加え、毎年42万円の負担。自分の払っている健康保険料は月額8千円程度(正確には会社拠出分があるのでそれを加えると21千円程度)だ。年間では約10万になるが、42万円を差し引くとマイナス32万円になる。それだけ加入者の保険料の恩恵を受けているというこことになる。
公費については年間の負担額は上に書いたように約12万円だ。住民税は年間約16万円支払っているので
健保ほどの罪悪感は少ないが、これも助けられていることに変わりはない。それに、もう10年ほどは制度を利用してきているのだから、公費で支援してきてもらった費用の総額は120万円ということになる。かなりの金額だ。
障害者雇用として低い給与に甘んじてしまっていて忸怩たる思いはある。高い給与をもらって仕事で活躍している人をどうしても羨ましく思ってしまう。しかし、彼らはそれほど医療機関には行かず高い給与のため、高い健康保険料を支払い高い住民税を支払っていることを考えると感謝しなければいけないのかもしれない。
しかし、ふと考えるとタワマンのリビングで家族4人で談笑しながら給与明細を見て、今月も社会保険料がずいぶんひかれてるなぁと愚痴っている側になりたかったなぁとも思う。