ワイヤレスインターフォンにしてみた
自宅は建てて約25年になるのだが、訪問者が来たときの呼び出しは玄関のボタンを押してリビングや台所あたりでその呼び出し音を聞いて、訪問者は誰か分からず玄関に確認しに行くという具合だった。
まぁ、ずっと25年間それでやってきたので親は慣れているのだが、父親が自室にこもっていると分からないのが不便だと思っていた。(将来的に自分一人になってしまってからも不便である。)なので前からどうにかならないかと思案していた。
よくあるテレビドアフォンに子機をつなげればいいのだが、新たにテレビドアフォンを設置施工するのは出来ないわけではないが施工は大変だと思っていて、そこまでするのは無理だなと思っていた。
そんなこんなでそのことは頭の奥底に眠っていたのだが、つい先日家電量販店をうろついていると、ワイヤレステレビドアフォンなるものが目に止まった。どうやら玄関の呼び出し子機と応答側の親機がDECTという方式の無線でつながるらしく、通常のテレビドアフォンのような施工が不要で、玄関に設置する子機にはカメラとスピーカーマイクがついていて、携帯型の親機でカメラの映像を見ながら通話ができるというものだった。これは理想的だと思い、早速購入した。
親機は電話の子機のような携帯型のものだから、家のどこでも持ち運べる。子機の映像を確認しながら通話ができるので、訪問者が来ても玄関まで確認しにいく必要がない。リビングか台所にいるのはたいてい母親なので、このインターフォンにすることで喜んでくれた。
DECTは2011年に策定された新しいデジタルコードレス電話機の標準規格である。無線部の電力消費量が従来の1/2に。さらに超消費電力モードを実現している。購入したワイヤレステレビドアフォンの玄関子機は単三乾電池6本で稼働するのだが、最新のアルカリ乾電池なら約1年間もつ。また、データ転送が高速化されており(従来の4倍)映像もスムーズだ。
ワイヤレステレビドアフォンはDECTの規格のおかげで商品化可能となったと言えるだろう。